通信制高校へ転入を検討しているがどの時期に行うのがいいのでしょうか?「高1で転入するのは正解?」と悩む方も多いでしょう。
実際、高1で通信制高校へ転入するとメリットもありますが、注意しなければいけないこともあります。
メリットは具体的に下記の3つです。
- 卒業時期が遅くなりにくい
- 早くから悩みを解消でき、卒業までの可能性を高められる
- 専門分野の学習に避ける時間が多く確保できる
注意点は単位の引き継ぎができない可能性があったり、友人関係が築きにくいなどがあります。
この記事は、通信制高校への転入を希望している方や、転入をしようかまだ不安な方におすすめです。
通信制高校へ高1で転入するメリット
現在高1で通信制高校へ転入を検討されている方は、転入するメリットを把握したいはずです。
実際、通信制高校へ高1で転入する際のメリットは大きく分けて3つあります。
- 卒業時期が遅くなりにくい
- 早くから悩みを解消でき、卒業までの可能性を高められる
- 専門分野の学習に避ける時間が多く確保できる
「現在の学校から他の高校に転入する」というのは簡単なことではないはずです。
ましてや、「通信制高校」という全日制高校とは違った高校への転入は不安が多いでしょう。
しかし、上記のメリットを参考にして、少しでも自信をもって転入を決意することができれば幸いです。
①卒業時期が遅くなりにくい
高1で通信制高校に転入をする場合、卒業時期が遅くなりにくいというメリットがあります。
そもそも、通信制高校の卒業条件は必要な単位数を満たすことが必要です。卒業必要単位数は74単位以上と決まっているため覚えておきましょう。
通信制高校の生徒は単位を取得しようと授業を受けるわけですが、高1からの転入だと、周りと比べて遅れをとりにくいということになります。
つまり、同級生と同じ時期に卒業が可能になりやすいということです。
転入時期が遅かった場合、「授業を受ける時間が少なくなる=単位数が少なくなる=卒業単位に届かない」のような結果になってしまうためおすすめできません。
しかしながら、「転入」には単位を引き継げるルールが存在するので、転入時期が早くなくても卒業時期が遅くならない可能性もあります。
この記事では、後に詳しく解説しておりますので、ぜひそちらをご覧ください。
②早くから悩みを解消でき、卒業までの可能性を高められる
高1での転入は、早くから悩みを解消でき、卒業までの可能性を高められるメリットがあります。
通信制高校へ転入する生徒で多いのは、在籍校で「悩み」を抱えているケースです。
具体的には2つのケースのどちらかで悩む生徒が多いです。
- 対人関係の悩み
- 学習面の悩み
しかし、高1の段階で通信制高校に転入すると、悩みを早期に解決できるので、無事高校を卒業できる可能性が上がります。
対人関係の悩みが減る
対人関係の悩みは、通信制高校へ転入することで解決しやすいです。
対人関係の悩みとは、例えば「友達ができずに孤独な環境が続いた」「からかいやいじめを継続的に受けた」などがあります。
精神的な苦痛を強いることが多いため、生徒にとってはトラウマになることが多いです。
「学校の先生に相談して解決してもらえばいいのでは?」と思いがちですが、一度起こった人間関係の問題は解決が難しいと考えましょう。時間と労力がかかったり、本人の意思に左右される場合が多いからです。
つまり、対人関係の悩みは「環境を変えること=通信制高校への転入」が一つの解決方法です。
大きなメリットは、通信制高校は他の生徒と接触する頻度が減ることです。オンライン授業やスクリーングという学校に通う日があったとしても、他の生徒と接触する時間は圧倒的に少ないと考えてよいです。
また、通信制高校には、対人関係の悩みが多い生徒の為に、スクールカウンセラーを配置していたり、担任がカウンセラー資格をもっていることも多いです。
そのため、人間関係の問題を相談する窓口がおおく、高1の早い時期にメンタルケアを行ってくれます。
自分のペースで学習が可能
通信制高校は、自分のペースで学習が可能なので学習の悩みを解決しやすいです。
学習の悩みで多いのは以下の場合です。
- 在籍校の授業ペースについていけない
- 高校に上がった途端に授業内容の難易度が上がった
在籍校の偏差値が高かったり進学校の場合、授業ペースが想像以上に速いケースがあります。受験でギリギリ合格した生徒はレベルの高い授業についていくことに困難を感じることが多いです。
そもそも高校に上がると学習内容の難易度がグンッと上がります。高校の学習内容につまづき挫折をすると立ち直るのは難しいです。
それに比べ、通信制高校では個別授業なので自分のペースで学習が可能です。自分で授業のペースを決められるので、理解度に合わせて授業を受けることができます。
全日制高校の学習内容よりも基礎的な学習が多いことがほとんどです。また、学校によっては中学校内容を復習してくれることもあります。
よって、自分のペースで学習できる通信制高校は学習の悩みを解決しやすくしてくれます。
③専門分野の学習にさける時間が多く確保できる
通信制学校は、専門分野の学習にさける時間が多く確保できるのがメリットです。
通信制高校では通常の教科の学習とは別に専門的な学習ができる学校があります。
通信制高校の専門分野の例
- メイク・美容
- マンガ・イラスト
- 声優
- タレント
- eスポーツ
- K-POP
- ゲーム・アニメ
- 調理
上記の例のように、通常の教科で自分のやりたいことを見つけることができない方には専門性のある分野がオススメです。
分野も現代の若い人が好んでいるものが多く人気のコースとなっています。
高1の段階から専門分野の学習に時間をさけるので、素質を伸ばすことが期待できます。
通信制高校へ高1で転入する際の注意点
通信制高校に転入することに多くのメリットがあることがわかりました。これから転入を検討している方にとっては背中を押す内容でした。
しかしながら、高1で通信制高校へ転入する際は注意点も存在します。
具体的には以下の6点に注意しましょう。
- 単位引き継ぎができない可能性がある
- 転入できる時期は学校によって異なる
- 特殊な科目は通学が必要になる可能性が高い
- 退学していたら「編入」しかできない
- 友人関係を築きにくい
- 自己管理がより必要
注意点を把握しておかないと、いざ転入の手続きをする際にトラブルになってしまう可能性があります。また、転入した後に「こんなはずではなかった」と後悔しないように気を付けましょう。
単位引き継ぎができない可能性がある
高1で通信制高校へ転入すると、単位を引き継げない可能性があります。
通常、単位の引き継ぎは在籍校で取得したもののみが可能です。加えて、全日制高校の単位取得は学年が終わるタイミングで起こることがほとんどです。
つまり、最低でも高2に進級しなければ、高1の単位を取得できないということです。高1で通信制高校へ転入する場合は、年度途中なので単位を引き継げない可能性があるので注意してください。
しかし、在籍校の規則によっては、年度途中でも単位を一部認めるケースも存在します。転入を希望している方は、在籍校に単位取得条件について確認することをおすすめします。
- 通信制高校は単位制
→そもそも、通信制高校は全日制高校とは違って単位制の学校です。卒業までには74単位の取得が必須となります。たとえ3年通ったとしても、単位が満たされていない場合は卒業できません。
転入できる時期は学校によって異なる
通信制高校へ転入する際は、学校によって転入時期が異なるので注意しましょう。
公立と私立によって転入時期のばらつきがあります。
公立の通信制高校では各学期の最初である4月,9月,1月が多いです。もちろんそれ以外の時期に受け入れてくれる学校も存在します。
対して、私立の通信制高校は随時転入を受け付けていることがほとんどです。
各学校の募集要項に転入時期の詳細が必ず明記されているので、忘れずに参照しましょう。
特殊な科目は通学が必要になる可能性が高い
通信制高校の特殊な科目は、通学が必要になるケースが高いので注意しましょう。
特殊な科目とはイラストや音楽、演劇などの専門的な分野を指します。
通学が必要な理由は、実地での授業の方が効果があるからです。例えば、演劇の授業はオンラインよりも学校で直接指導してもらった方が断然効率的なのは容易に想像できると思います。
通学日数が増えることで、通信制高校のメリットだった「自分のペースで学習すること」ができなくなる可能性が出てくるので気を付けましょう。
スクーリングの日数を調節するなどして、学校生活が窮屈にならないようにマネジメントすることも必要不可欠です。
退学していたら「編入」しかできない
もし在籍校を退学していた場合は、「編入」でしか通信制高校に入れないので注意しましょう。
そもそも「編入」とは一度高校を中退してから、別の学校に入学することを指します。
では、編入をすることでどんなデメリットがあるでしょうか?転入との差は特にない気がしますが「転入」と「編入」には大きな違いがあります。以下をご覧ください。
- 編入すると履歴書に「○○高校 中退」と記載しなくてはいけなくなる
- 編入すると単位の引き継ぎが難しい場合がある
例えば、就職活動をする際に履歴書には「○○高校 中退」と記載しなくてはいけません。実際、それで就職に影響がでるかは定かではありませんが、気持ちの面でも「中退と書かなくてはいけないのか」と感じてしまうでしょう。
また、編入すると単位の引き継ぎが難しい場合があります。中退をしたら、その年度の単位は認められません。つまり、通信制高校への引き継ぎもできなくなってしまいます。
友人関係を築きにくい
通信制高校では友人関係を築きにくい面があるので注意しましょう。
転入のメリットで「対人関係の悩みを解消できる」「通学がほぼないので他生徒と会う必要がない」と説明しました。
裏を返せば、友人関係を築きにくいということを意味します。
通信制高校と言っても、高校の3年間は人間的にも大きな成長を迎える時期です。通常であればたくさんの同級生と触れ合うことで、他者と共同することの大切さや、他者を受け入れる気持ちを学んでいくものです。
しかし、通信制高校にいると自動的に人との関わりが減ることになります。将来的に対人スキルがあった方がいいのは明らかです。
社会に出たときに、人と触れ合っていなかったことが裏目に出てしまうこともあるということは頭に入れておきましょう。
自己管理がより必要
通信制高校へ高1から転入する場合は、自己管理がより必要になります。
具体的には、通信制高校はオンライン学習が主なので、自分でスケジュール管理をしなくてはいけないということです。
自分の好きな時間帯で授業を受けられることがメリットですが、同時にデメリットにつながります。予定を決めて自分から進んで授業を受けない限り単位の取得は難しいでしょう。
多くの学校では動画授業を行い、まとめとしてレポートを作成するのが授業カリキュラムです。「先生が細かくチェックして、できていない場合には連絡してくれる」ということはないと思ってください。
年間の授業スケジュールも然りです。現在保持している単位から「あとどれくらいの単位が必要なのか?年間で何個の単位を取得しておけばいいのか?」まで考えなくてはいけません。
想像以上に自己管理は難しいので、転入する場合は、より気持ちを引きしめて学習するようにしましょう。
通信制高校への転入・編入の手続きの流れ
通信制高校に転入するメリットと注意点について知ることができました。
では、実際に転入や編入する際にどのような手続きが必要なのでしょうか?
「在籍校の入試手続きは書類の期日が決まっていた」「提出する書類が高校ごとで違って大変だった」などの記憶があると思います。同じく、通信制高校も手続きが多いので注意しましょう。
この記事では通信制高校のおおよその手続きの流れを紹介します。今後の転入・編入手続きの際に役立ててください。
具体的には以下の順で手続きを行います。
- 願書の取り寄せ
- 必要書類の作成・郵送
- 書類審査・面接・学力試験
- 合否判定・入学手続き
①願書の取り寄せ
通信制高校に転入・編入を希望する場合は願書を取り寄せなくてはいけません。
願書は各学校のホームページから取り寄せることができます。ホームページには学校の資料請求ができ、資料には学校資料と願書が同封されている場合がほとんどです。
もし学校資料の中に願書が同封されていない場合は、学校の事務に連絡をしてみましょう。
②必要書類の作成・郵送
願書を取り寄せたら、願書の作成とほかの必要書類の作成を行いましょう。
願書以外の必要書類は以下の通りです。
自分で作成する
- 作文(学校によります)
在籍している高校が作成する
- 成績・単位取得証明書
- 在籍証明書
その他
- 証明写真
- 受験料の振り込み証明書
- 健康診断書
上記のとおり、作成する人は自分以外に在籍している学校も関わるということがポイントです。
単位取得証明書とは、在籍校で何単位の取得がなされているかが記された証明書です。これがないと、通信制高校に転入しても単位を引き継ぐことはできません。
また、在籍証明書を学校から発行してもらいましょう。自分がどの期間学校に在籍していたかを証明するものになります。こちらも転入・編入には必要不可欠な書類です。
2つの書類は担任に相談すると良いです。相談する時期は通信制高校に転入・編入すると決めたタイミングで伝えるといいでしょう。
書類は作成依頼をしてから数日~数週間はかかりますので、転入時期ギリギリの申し出はしないようにしてください。
その他の証明写真、受験料の振り込み証明書や健康診断書は各通信制高校によって異なります。募集要項をよく読んで必要な場合は準備をしましょう。
準備が完了したら、締切日までに提出すれば完了です。
③書類審査・面接
願書を含む書類の提出が完了したら、通信制高校側から入学試験についてもお知らせが来るでしょう。
入学試験は転入・編入共に書類審査・面接を行い審査します。
「学力検査はないの?」と思った方も多いのではないでしょうか?
ほとんどの通信制高校では筆記試験を行いません。(中には簡単な筆記試験を行う場合もある)
通信制高校は不登校の生徒が多いのが現状です。また、学力に自信がない、内申点が良くない方も多いことから、筆記試験の点数の良し悪しで合否を決めることはありません。
そのかわり、面接や書類審査で受験者の中身を見られることになります。
特に面接には力を入れましょう。なぜなら受験者の人柄や学校に通いたい意欲があるかなどは面接でしか図れないからです。
「面接と聞いて緊張してしまう」「難しいことを聞かれるのではないか」と思ってしまう人も多いのが現実です。
しかし、通信制高校の面接では基本的なことが多く聞かれます。例えば、以下のような質問です。
- 学校を選んだ理由は何ですか?(志望理由)
- 卒業後の進路希望や将来の夢
- 通信制高校でどのようなことを学びたいか
- 自分の長所や短所
上記のように「面接といえば!」の質問が聞かれるので、どのように答えるか準備をしたり、面接練習をすることをオススメします。
もちろん、基礎的な質問以外に、学校によっては少し変わった質問を加えることもあるでしょう。
ですが、回答の内容が悪いからと言って不合格になるということはほとんどありません。面接では、面接中の態度やマナー、本人のやる気を見られています。
真剣な姿が伝わる面接であれば基本的に問題ありませんので、変に緊張しすぎるのもよくありません。
④合否判定・入学手続き
書類審査・面接を終えると、数日で合否判定の結果がでます。合格通知を受け取ったら入学手続きを行わなくてはいけません。
入学手続きは「学費の納入」が大きなポイントです。
期日が決まっているので、忘れないように納入しましょう。他に書類の提出がある場合は、学校からの指示に従って提出を行いましょう。
高1以外の学年での転入について
高1で通信制高校へ転入・編入する場合のメリット・注意点・手続きの流れを説明しました。
では、高2・高3で転入する場合はどうでしょう?高1と違ってどのようなメリットや注意点があるのでしょうか?
以下が高2・高3で転入する場合の具体的な内容です。
高2で通信制高校へ転入する場合
- 高1の単位が引き継ぎ可能
- 高2時の単位は引き継げない場合が多い
- 卒業時期がずれる可能性があるので注意
高3で通信制高校へ転入する場合
- 高1,2の単位が引き継ぎ可能
- 高3時の単位は引き継げない場合が多い
- 卒業時期がずれる可能性があるので注意
- 遅い時期の転入はデメリットが多いので注意
高1とはメリットや注意点が大きく違うので、それぞれの時期の特徴を把握しましょう。
高2で通信制高校へ転入する場合
高2で通信制高校へ転入する場合は、大きく分けて「単位の引き継ぎ」と「卒業関係」に注意しなくてはいけません。
具体的には以下の通りです。
- 高1の単位が引き継ぎ可能
- 高2時の単位は引き継げない場合が多い
- 卒業時期がずれる可能性があるので注意
すでに高校2年生の生徒は、上記のポイントに注意して転入を検討しましょう。
そして、現在高1の生徒は、高1と高2のどちらで転入したらいいのかを自分の状況に当てはめて考えてください。
高1の単位が引き継ぎ可能
高2で転入をすると、単位の引き継ぎができる点が大きなメリットです。
単位の引き継ぎは先ほど説明をした通り、学年が変わるタイミングで単位が認定されます。
つまり、高2に進級したタイミングで高1時の単位は修了したことになります。通信制高校への転入をした場合、高1までの単位が引き継ぎ可能ということです。
通信制高校は卒業単位数を満たさなければ卒業できないため、転入時に単位を保持していることは大きなメリットになります。
高2時の単位は引き継げない場合が多い
高2の年度途中で転入を希望する場合、高2時の単位は引き継げない場合が多いので注意してください。
多くの全日制高校では、年度途中の単位修了は認めていません。途中で転入してしまうとその分の単位が得られないため損してしまいます。
しかし、高校によっては年度途中でも単位修了を認める場合があるので、学校側へ確認することをおすすめします。
卒業時期がずれる可能性があるので注意
単位の引き継ぎができない場合、卒業時期がずれる可能性があります。
卒業単位は74単位以上の取得が必要です。加えて、通信制高校は1年間で取得できる単位が34単位と決まっています。
例えば、高2で通信制高校に転入する際、修了単位数が6単位ない場合は同級生と卒業時期がずれてしまいます。
式は以下の通りです。
74単位[卒業単位]ー68単位[上限34単位×2年分]=6単位[高2の転入時で必要な単位]
卒業時期をずらしたくない方は、在籍校でなるべく単位を修了するようにしましょう。
高3で通信制高校へ転入する場合
高3で通信制高校へ転入する場合は4つのポイントがあります。
- 高1,2の単位が引き継ぎ可能
- 高3時の単位は引き継げない場合が多い
- 卒業時期がずれる可能性があるので注意
- 遅い時期の転入はデメリットが多いので注意
高1・高2とは違って単位の引き継ぎ関係によって、卒業に影響が出てくるので気を付けましょう。
高1,2の単位が引き継ぎ可能
高3で転入する場合、高1,2の単位が引き継ぎ可能なことがメリットです。
在籍校で高3に進級すると単位が確定しますので、今まで学んだ単位を引き継ぐことができます。
高3時の単位は引き継げない場合が多い
高2時と同様に、高3時の単位は引き継げない場合が多いので気を付けましょう。
なるべく効率よく単位を引き継ぐには、年度初めに転入するのが理想ということです。
卒業時期がずれる可能性があるので注意
高1・高2で単位の取得数が少ない場合は、卒業時期がずれる可能性があります。
転入時に単位取得数が40単位ない場合は、高2からのスタートになってしまいます。
卒業時期をずらしたくない方は、在籍校でなるべく出席をすることや、定期試験は受けるなどして単位をもらえるようにしなくてはいけません。
遅い時期の転入はデメリットが多いので注意
高3の遅い時期で転入すると、デメリットが多くなるので注意しましょう。
具体的には、大学受験シーズンなので学校授業と受験が重なるからです。
学校で授業を受けて単位を得ることも重要ですが、高3は受験シーズンなのでやるべきことが自然と多くなります。
また、高3になると卒業課題が与えられる学校があります。通常授業に加えて卒業課題が提示されるので、遅い時期の転入はおすすめしません。
受験シーズン、卒業課題と通常授業が重なりかなりバタバタした生活になると予想されます。
転入時期には改めて十分注意してください。
まとめ
通信制高校へ高1で転入するメリットは以下の3つがあります。
- 卒業時期が遅くなりにくい
- 早くから悩みを解消でき、卒業までの可能性を高められる
- 専門分野の学習に避ける時間が多く確保できる
在籍校での悩みが解決しない場合は、早めに転入するなどの素早い行動がいい影響を与えることがあります。
注意点もあるため、転入の際は以下の点に気を付けましょう。
- 単位引き継ぎができない可能性がある
- 転入できる時期は学校によって異なる
- 特殊な科目は通学が必要になる可能性が高い
- 退学していたら「編入」しかできない
- 友人関係を築きにくい
- 自己管理がより必要
メリットと注意点を相関的にみて、それでも転入したい方は早くに手続きを行うべきでしょう。
生徒だけでは決断するのが難しいので、保護者や、在籍校の先生も含めて一丸となって行動することが重要です。