通信制高校の基礎知識

いつでも入れるおすすめ通信制高校9選!編入・転入する際の注意点と併せて紹介!

通信制高校に通うことを検討している方は、どの高校にすればいいか迷うこともあると思います。

また、現在の高校から転入したいけど「いつから入れるのか?」と疑問に思う方は少なくありません。

転入は基本的にいつでも可能です。編入や入学になると年に数回しか設けていないので注意しましょう。

また、転入の際は、学年別に注意点があります。具体的には単位数によって卒業できる時期が違ったりすることです。

この記事では、いつでも入れる通信制高校を紹介しています。また、転入・編入のことについて詳しく解説しているので最後までご覧ください。

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入学・転入・編入によっていつ入れるかは違う

様々な理由で通信制高校を選択する方がいると思います。生徒の中には今まで不登校だったので通信制高校を進路とする家庭も多いのが現実です。

「現在の高校から転入したい。けど、いつから受け入れてくれるのだろうか?」と疑問があるのではないでしょうか。

通信制高校の場合入学・転入・編入によって生徒が入れるタイミングは変わってくることを覚えておきましょう。

入学・転入・編入の目安や以下の通りです。

受け入れ時期
入学 4月・10月の二回に分けることが多い
転入 いつでも可能の場合が多い
編入 年に3,4回に分けて行う場合が多い。時期は学校ごとで異なる

入学・転入・編入に関して詳しく説明をしていきます。それぞれ手続きや必要な書類が違うこともあるので、最後までご覧ください。

入学の場合は4月・10月の二回が多い

通信制高校への入学時期は年に2回(4月・10月)に設けている学校がほとんどです。入学が2回もあると聞いて驚いた方もいるのではないでしょうか。

なぜ、全日制のような4月の一回ではないのでしょうか?

それは、通信制高校に通う生徒の割合が不登校上がりの子供が多いからです。

中学校卒業までに不登校を経験していて、卒業の進路が決まっていないケースは意外にも少なくないことがあります。

ですが、卒業後の数カ月の間で、自分の気持ちの変化や、家庭との話し合いで通信制高校に通いたいという場合があります。

その時に10月入学を設けているおかげで、無事に入学できて新生活を送れることができます。

10月に入学したら、他の同級生たちとは同じ時期に卒業できないのでは?と思う方が多いですが、そんなことはありません。

通信制高校は単位制をとっているので、卒業規定数の単位を取得していれば、入学時期が遅くても同じタイミングで卒業できます。

願書受け付けは4月までの学校もある

通信制高校の願書受付は4月まで受け入れているところもあります。

そもそも「願書」とは、受験したい高校へ試験を受けるための申し込み書類のことです。 ちなみに、願書を学校に提出することを「出願」と言います。

通常、中3の公立高校の場合、願書の受け付けは1月下旬ごろからスタートします。そして、試験は2月ごろに始まるので、願書の締め切りはその前までになります。

しかし、通信制高校の場合、不登校生徒や複雑な環境にいる生徒に配慮して、願書の受付も4月まで行う場所が多いです。

なので、中学校卒後でも通信制高校の進路を考える場合は願書を提出したり、試験の準備を行わなくてはいけません。

時期
全日制公立/推薦 1月下旬~願書提出、2月初旬~入学試験
全日制公立/一般 2月中旬~願書提出、入学試験
私立/推薦 1月下旬~願書提出、2月初旬~入学試験
私立/一般 2月中旬~願書提出、入学試験
通信制高校 2月中旬~4月中旬まで願書提出、入学試験

転入の場合は基本的にいつでも受け入れ可能

基本的に通信制高校ではいつでも転入を受け付けています。

「そんなこと可能なの?」と思う人も少なくないかもしれません。しかし、なぜ可能かというと、通信制高校の生徒の性質によるからです。

入学時期が2回ある理由と同じように、通信制高校には不登校の経験をもっている方が多いと言われています。学校に馴染めないなどの理由で、家に引きこもっていた生徒が違う学校に転入しようと思う選択肢の一つが”通信制高校”です。

なので、基本的に生徒や仮定が困ったときに受け入れられる状態が、転入をいつでも受け入れ可能にしているということになります。

そもそも転入と編入の違いとは?

そもそも転入と編入という言葉がありますが、何が違うのでしょうか?

通信制高校を進路に考えている方は、転入か編入かで今後の手続きが違うことや、転入・編入それぞれのメリットの違いも出てくるので知っておきましょう。

転入とは

転入とは、今現在、他の高校に在籍している生徒が、別の高校に入学することを言います。世間が使う言葉は「転校」がイメージしやすいです。

転入は現在の高校に在籍しながら、次の通信制高校を決めたり、手続きを進められるので空白期間がないことがメリットです。

編入とは

編入とは、すでに現在の高校を中退した生徒が、別の学校に入学することを指します。編入の際は学校受け入れ時期が決まっているので、空白期間があるのを覚えておきましょう。

また、将来、履歴書を記入する際は「○○高校 中途退学」と書かなくてはいけないので注意が必要です。

編入の場合は受け入れ時期が年に3,4回ほどしかない

転入の際はいつでも受け入れOKですが、編入の場合は年に3,4回ほどしかありませんので注意してください。ただし、あくまでも年に3,4回は目安になります。

いくつかの通信制学校は転入と同じく、随時受け付けていることもあります。

転入・編入時期は学校に直接問い合わせたり、学校案内に記載されていることがほとんどですので確認しましょう。

主な通信制高校の転入・編入時期

基本的に通信制高校では転入がいつでも可能と言いましたが、厳密にいうと学校によって規則が違います。

なので、転・編入を検討する際は必ず各学校の案内を参照するようにしてください。

では、主な通信制高校の転入・編入時期について表で紹介します。

学校 転入 編入
トライ式高等学院 随時 随時
飛鳥未来高等学校 随時 随時
一ツ葉高等学校 随時 4月、10月
N高等学校 随時 4月、7月、10月、1月
S高等学校 随時 4月、7月、10月、1月
ルネサンス豊田高等学校 随時 4月、10月
ルネサンス大阪高等学校 随時 4月、10月
勇志国際高等学校 随時 随時
ECC学園高等学校 随時 4月、10月
クラーク記念国際高等学校 4月~12月 4月

上記の表からわかる通り、転入に関しては多くの学校で随時受け付けているところが多いです。

また、編入に関しては4月に受け付けるところが多い印象です。もしくは10月など様々です。学校によって違いがあるのがわかったと思います。

転入・編入の際は必ず、各学校の資料請求を行うことや、説明相談会に出席するようにしましょう。

いつでも入れる通信制高校 おすすめ9選!

通信制高校は数が多く、どの学校がいいか調べるのも大変という意見が多いです。

なので、「いつでも入れる通信制高校おすすめ9選!」という形で項目ごとにわかりやすく紹介いたしますので、こちらを最後までご確認ください。

N高等学校

画像引用:N高等学校

入学可能エリア 全国
コース・学費 ・ネットコース:73,000円+(7,200円×履修単位数)
・通学コース 本科クラス(週5日):955,000円
・通学コース 本科クラス(週3日):730,000円
・通学コース 本科クラス(週1日):505,000円
・通学コース プログラミングクラス:1,358,000円
入試 ・ネットコース:書類選考と面接(必要に応じて)
・通学コース:面接試験及び課題作文
スクーリング回数 ・ネットコース:年5回程度
・通学コース:週1、3、5回
不登校・発達障害支援 ・生徒一人ひとりに担任がつき、学習や色々なことを随時相談可能。
・専門のスクールカウンセラーが心身面学習面での両立をサポート。
・電話による定期的なレポートのフォロー体制あり。
主な進学先 東京大学、京都大学、筑波大学、東京学芸大学、慶応義塾大学、早稲田大学 など。※他実績多数。
主な卒業生 ・みちょぱ(タレント)
・紀平 梨花(プロフィギアスケーター)
・望月 慎太郎(プロテニス選手)
など。

[N高等学校 公式サイトはこちら]

N高等学校は難関大学を目指すための進学コースが設置されているため、学業を頑張りたい生徒が多い印象です。

他には、プログラミング学習に力を入れています。こちらはニコニコ動画運営でおなじみの、ドワンゴ勤務エンジニアからプログラミングを教えてもらうことができます。

大学受験や就職どちらの方面にも進みやすい学校と言えるでしょう。

ルネサンス高等学校

画像引用:ルネサンス高等学校

入学可能エリア 全国
コース・学費 ・通信コース:324,700円
通学コース、ダブルスクールコースは別途費用が必要
入試 ・特別出願入試(専願・入学金免除制度)
・一般入試
スクーリング回数 ・通信コース:年4回
・通学コース:週2~3回
・通学コース:週1、3、5回
不登校・発達障害支援 提携福祉施設によるサポート体制
主な進学先 岡山大学、大阪市立大学、慶應義塾大学、明治大学 他
主な卒業生 ・畑岡奈紗(プロゴルファー)
・大橋由奈(プロテニスプレイヤー)

[ルネサンス高等学校 公式サイトはこちら]

ルネサンス高等学校は様々な学習コースがあるのが魅力的です。コースは美容・芸能・音楽などが用意されています。最近ではe-sportsコースも開設をはじめました。

大学進学以外の進路を検討している方にとっては嬉しいポイントです。

飛鳥未来高等学校

画像引用:飛鳥未来高等学校

入学可能エリア 奈良県、北海道、宮城県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、広島県、福岡県など
コース・学費 ・全日総合スタイル:(前期入学) 740,000円
(後期入学) 440,000円・スタンダードスタイル:(前期入学) 420,000円
(後期入学) 230,000円・ベーシックスタイル:(前期入学) 320,000円
(後期入学) 190,000円・5DAYスタイル:(前期入学) 720,000円
(後期入学) 420,000円・3DAYスタイル:(前期入学) 530,000円
(後期入学) 320,000円・美容師免許取得コース:(1年次)約420,000円
(2年次)約330,000円
(3年次)約960,000円・進学コース:(前期入学) 180,000円
(後期入学) 90,000円・補習コース:(前期入学) 180,000円
(後期入学) 90,000円・メイクコース
・ネイルコース
・マンガ&アニメーションコース
・マルチメディアコース
・ダンスコース
・辻クッキングコース
・医療事務コース
入試 ・書類選考
・面接試験
スクーリング回数 週1・3・5回
(最低年間20日程度のスクーリングが必要。)
・通学コース:週1、3、5回
不登校・発達障害支援 ・メンタルサポートの実施
・全教員が「不登校対応カウンセリング基礎」を取得している。
主な進学先 【大学】
慶應義塾大学、上智大学、明治大学、青山学院大学、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学 など【専門学校】
東京ウェディング&ブライダル専門学校、東京こども専門学校、
主な卒業生 ・菅 大輝(サッカー選手)
・藤田 光里(プロゴルファー) など

[飛鳥未来高等学校 公式サイトはこちら]

飛鳥未来高等学校は生徒に合わせた登校スタイルを用意しています。

5DAYスタイル、3DAYスタイルは通信制高校では珍しいクラスメイトと共に学べるスタイルです。全日制高校のように一緒に授業を受けたり、行事を行うことができます。

鹿島学園高等学校

画像引用:鹿島学園高等学校

入学可能エリア 岩手、宮城、福島、東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、群馬、栃木長野、新潟、愛知、静岡大阪、京都、滋賀、兵庫、奈良、広島、福岡、鹿児島
コース・学費 ・週2日~5日制
・週1日制
・自宅学習制
・個人指導制
・家庭教師制
・ネット指導制
・全寮制
入試 書類選考・面接等
スクーリング回数 年数回~週5日
不登校・発達障害支援 先生によるサポート体制
主な進学先 京都大学、東京工業大学、千葉大学、茨城大学、早稲田大学、慶応義塾大学、上智大学 ほか多数
主な卒業生 記載なし

[鹿島学園高等学校 公式サイトはこちら]

鹿島学園高等学校はオプションコースが豊富なので、生徒の興味に合ったコースを選択できます。

ネイル・メイク・美容コース、eスポーツコース、ペットコース、製菓・製パンコース、ITコース、スキルアップコース、保育・福祉コース、海外留学コースなど約20コースもあります。

精華学園高等学校

画像引用:精華学園高等学校

入学可能エリア 全国47都道府県
コース・学費 【コース】
・声優コース
・イラストコース
・進学個別指導コース
・英語コース
・情報コース
・建設技能コース
・美大・芸大コース
・レギュラーコース
・ステップコース
・トライアルコース
・年4日コース
・体育科
など
入試 ・書類選考
・作文
・面接
スクーリング回数 約12日/年(25単位履修した場合。)
不登校・発達障害支援 ・教員が「不登校訪問専門員」「ひきこもり支援相談士」の資格を取得しています。
・カウンセリング
主な進学先 上智大学/早稲田大学/明治大学/近畿大学/福岡大学/帝京大学/武蔵野美術大学/神戸芸術工科大学/京都学園大学/明星大学/桃山学院大学/埼玉工業大学 など
主な卒業生 ・ノリエガ・エリック(プロサッカー選手)

[精華学園高等学校 公式サイトはこちら]

精華学園高等学校は全国どこでも入学可能です。オンライン・スクーリングどちらも可能なので安心です。

教師は「不登校訪問専門員」「ひきこもり支援相談士」の資格を保持しているので、メンタルケアの面でも頼りになるでしょう。

あずさ第一高等学校

画像引用:あずさ第一高等学校

入学可能エリア 千葉県・茨城県・埼玉県・東京都・神奈川県・長野県・岐阜県・愛知県・群馬県・山梨県・静岡県・新潟県・石川県・京都府・奈良県・北海道に居住する者
コース・学費 ・一般通信スタイル:240,000円
・スタンダートスタイル(3日制+one):504,000円
・スタンダートスタイル(5日制):664,000円
・フリースタイル(2日制):464,000円
・フリースタイル(1日):364,000円
※前期選抜入試で受験し、スタンダードスタイル(5日制・3日制+one)の合格者は補習指導費の10万円が免除されます。・一般通信スタイル:240,000円
・スタンダートスタイル(3日制+one):504,000円
・スタンダートスタイル(5日制):664,000円
・フリースタイル(2日制):464,000円
・フリースタイル(1日):364,000円
※前期選抜入試で受験し、スタンダードスタイル(5日制・3日制+one)の合格者は補習指導費の10万円が免除されます。
入試 前期:書類審査、面接
後期:書類審査、面接、作文
スクーリング回数 ・一般通信スタイル:年13日
・スタンダートスタイル(3日制+one):週3日
・スタンダートスタイル(5日制):週5日
・フリースタイル(2日制):週2日
・フリースタイル(1日):週1日
不登校・発達障害支援 ・スクールカウンセラー(臨床心理士)の配備
・個別学習への対応
・全キャンパスに相談室あり
など。
主な進学先 学習院大学 / 関東学院大学 / 国学院大学 / 芝浦工業大学 / 専修大学 / 洗足学園音楽大学 / 大東文化大学 / 多摩美術大学 / 東海大学 / 東京藝術大学 / 東京女子体育大学 / 東京農業大学 / 東洋大学 / 獨協大学 / 二松学舎大学 / 日本大学 / 明治大学 / 武蔵野美術大学 / 立命館大学 / 流通経済大学 / など
主な卒業生 広瀬すず(女優)
神宮寺勇太(King & Prince)(男性アイドル)
など

[あずさ第一高等学校 公式サイトはこちら]

あずさ第一高等学校は教室だけの授業だけではなく、課外授業も行っているのが魅力的です。自分の身体で経験したものは今後の将来にも影響を与える場合が多いです。

また、スクールカウンセラーを配置しているので、メンタルケアを行いたい方には安心です。

クラーク記念国際高等学校

画像引用:クラーク記念国際高等学校

入学可能エリア 全国
コース・学費 ・全日型コース:888,000円
・単位制コース:223,000円
入試 ・書類選考
・面接
・作文
・基礎学力試験(国・数・英)
スクーリング回数 ・全日型コース:週5回
・単位制コース:月1〜週5回
・通学コース:週1、3、5回
不登校・発達障害支援 ・全担任が学習心理支援カウンセラーの有資格者
・生徒が担任の先生を選べる「パーソナルティーチャー制度」
主な進学先 早稲田大学、慶応義塾大学、上智大学、東京理科大学、国際基督教大学、学習院大学、明治大学、青山学院大学
主な卒業生 ・高木雄也(Hey! Say! JUMP)/男性アイドル
・道重さとみ(モーニング娘。)/女性アイドル
・指原莉乃(AKB48)/女性アイドル

[クラーク記念国際高等学校 公式サイトはこちら]

クラーク記念国際高等学校は全日制高校と同じように週5日の通学を行える学校です。制服も用意されています。学校生活を通して学習したい方にはオススメです。

また、国際教育にも力を入れていて、ネイティブ教師による授業が人気です。

勇志国際高等学校

画像引用:有志国際高等学校

入学可能エリア 全国
コース・学費 入学金:30,000円
授業料:288,000円
(1単位あたり12,000円)
施設設備費:30,000円
視聴覚授業料:30,000円
日本スポーツ振興センター加入金:250円
教育充実費:50,000円
合計:428,250円
入試 書類選考、面接試験
スクーリング回数 【千葉・福岡・熊本スクーリング】
年6回〜12回
【熊本天草本校】
年1回4泊5日
・通学コース:週1、3、5回
不登校・発達障害支援 ・不登校ゼロプロジェクト
主な進学先 早稲田大学・立教大学・法政大学・日本大学・東洋大学・滋賀県立大学・専修大学・東京情報大学・札幌大学・九州産業大学・九州ルーテル学院大学・江戸川大学・和光大学・熊本学園大学・千葉科学大学 など
主な卒業生 記載なし

[有志国際高等学校 公式サイトはこちら]

有志国際高等学校はITツールが発展しています。例えば、G Suite for Education、Adobe Creative Cloud、TOMMS at your front、Office 365、slackなどが利用でき、プログラミング、デザイン関係に興味がある生徒にとってはいい環境と言えます。

ヒューマンキャンパス高等学校

画像引用:ヒューマンキャンパス高等学校

入学可能エリア 全国
コース・学費 (例)専門コースで年間24単位履修した場合
・授業料:204,000円
・施設費:60,000円
・教科学習費:32,000円
・教育充実費:120,000円
・キャリア教育充実費:320,000円
合計 736,000円
入試 保護者同伴の面接試験
スクーリング回数 ・年2回の集中スクーリングあり
(コースによって異なります。)
・通学コース:週1、3、5回
不登校・発達障害支援 ・スクールカウンセラーの常駐
主な進学先 北海道情報大学、新潟経営大学、文星芸術大学、東京工科大学、国際基督教大学、嘉悦大学、当会大学、日本大学、レイクランド大学、目白大学、城西大学、東京工芸大学、新潟経営大学 など
主な卒業生 ・田中 有紀(声優)

[ヒューマンキャンパス高等学校 公式サイトはこちら]

ヒューマンキャンパス高等学校では、声優・メイク・マンガ・イラスト・ゲームなど、学べる専門分野の種類は40種類以上あります。

また、目指せる職種は100職以上と将来に向けての強いサポート校として人気です。

学年別の転入に関しての注意点

通信制高校へ転入する際は、全般的な注意点と学年別の注意点の大きく二つのポイントがあります。

全般的な注意点は単位取得制度に関することです。

学年別の注意点は転入時期を考えないと卒業時期にずれがでてくることです。

では、詳しく見ていきましょう。

通信制高校は単位取得制度

通信制高校は単位取得制度だということを覚えておきましょう。通信制高校は卒業までに74単位以上取得しなくてはいけません。

全日制高校は3年間の授業時数を満たしていれば卒業になります。つまり、最低3年間決められた時間で生活し卒業します。

しかし、通信制高校は学年ごとのカリキュラムや時間割が決まっていることはありません。基本的に生徒個人個人で時間割を組みます。

これは、生徒の中には働きながら在籍している方がいるなど、多様な生徒が多いからです。その代わり、決められた単位を取得すれば卒業できます。

続いて、1年間に取得できる単位の上限は34単位です。なので、二年次で39単位しかとっていない場合は、34単位を足したとしても73単位、つまり、その年には卒業ができないということになります。

最後に、単位数は前校のものをそのまま引き継ぐことができます。なるべく前校で単位を取得していれば、通信制高校で取得しなくてはいけない単位数も少なくなります。

いかがでしたか?通信制高校は全日制高校とは違うシステムなので、理解が難しいこともあるかもしれません。

  • 転入の際は単位を引き継げる(ただし、学年途中の単位は引き継げない)
  • 通信制高校卒業には74単位以上の取得が必要
  • 1年間で取得できる単位の上限は34単位
  • 取得単位が0~5単位→1年次への転入
  • 取得単位が6~39単位→2年次への転入
  • 取得単位が40単位以上→3年次へ転入

学年別に注意すべき点が異なる

転入の際の全般的な注意点を知ることができたと思うので、次は学年別の注意点を紹介します。

今、自分がどの学年なのかや、現時点で単位数はどのくらい保持しているのかなどを照らし合わせながらお読みください。

高1で転入する場合

高1で転入する場合、高1のどのタイミングで通信制高校へ転入するかが重要になります。

転入時には単位を引き継げるのがメリットでしたが、高1の学年途中だと、現在の単位は引き継げなくなります。それは大体の全日制高校が1年ごとの単位取得を可能とする学年制を取っているからです。

なので、学年途中に通信制高校へ転入した際は、どの時期でも0からのスタートになってしまうということです。

単位をなるべく引き継ぎたい方は、学期途中ではなく、学年が終了して単位が確定してからの方が良いでしょう。単位確定時期は担任の先生や学校が把握しているので直接聞いてみましょう。おおよそ、3学期の学年末試験が終わってからの算出になります。

高2で転入する場合

高2で転入する場合も、高1と同じく単位を引き継げるかできないかがポイントになります。それに加えて、卒業時期の変動が関わってきます。

高2途中での転入も高1同様に、その学期の単位は引き継ぐことができません。

高2で転入する場合、確定して引き継げる単位数は高1で取得したものとなります。前校での単位がなるべく無駄にならないように転入時期を決めましょう。

ちなみに、取得単位数が7~39単位の場合は通信制高校2年生からスタートできます。

もし、転入前に7以下の単位取得だと自動的に高1からスタートになってしまうので、卒業時期が同級生とズレてきます。

同級生と同じタイミングで卒業をしたい場合は、単位の取得数は大きく関わってくるということです。1年間で取得できる単位の上限は34単位なので、前もって計算しておかなくてはいけません。

高3で転入する場合

高3で転入する場合は、高1,2の単位取得状況によって卒業時期が決まるのが注意点です。

取得単位が40単位以上で高3へ転入できるので、同級生と同じタイミングで卒業したい方は、40単位は取得していないといけません。39単位以下は、上限34単位を足しても卒業規定74単位に到達することができないからです。

学校によっては10月、11月で高3の転入受付を締め切る場所もあるので注意してください。

これは、卒業までにやらなければいけない課題が与えられる関係で、年始後に転入しても達成するのは難しいと考えるからです。

高3は基本的には2学期の初めまでには転入しておくと、スムーズに学校生活をおくれるでしょう。

通信制高校への転・編入で必要な手続きと入試について

続いては通信制高校での転入・編入で必要な手続きと入試について説明します。高校進学の際には、必ず忘れてはいけない書類提出や手続きがあります。

また、通信制高校が不登校の生徒が多いからと言って、誰でも受け入れてくれるとは限りません。しっかりと各校で入試を行ったうえで入学できます。

転入・編入に必要な書類と手続き

まずは、必要な書類関係と手続きについてです。子供自身もそうですが、特に、親御さんはチェック必須な部分になりますので忘れずにご覧ください。

 書類関係

書類関係は転入・編入によって変わってきます。以下が詳しくまとめたものです。

転入の際
作成する人 作成する書類
自分 入学願書

作文(学校による)

在籍する高校 成績・単位修得証明書

生徒の転学について(照会) ・在籍証明書

その他 証明写真(学校によっては複数枚)

受験料の振込み証明書

健康診断書(学校による)

 

編入の際
作成する人 作成する書類
自分 入学願書

作文(学校による)

在籍していた高校 成績・単位修得証明書

在籍証明書

その他 証明写真(学校によっては複数枚)

受験料の振込み証明書

健康診断書(学校による)

作成する人は自分と在籍している学校の二つがメインです。

入学願書は各学校のホームページから学校資料を請求すると、同封されていることがほとんどです。もしわからない場合は受験したい学校に問い合わせてください。作文は担任の先生などに添削してもらいましょう。

成績・単位証明書や在籍証明書に関しては、学校で作成してもらうものです。こちらの書類に関しては、多少の作成日数が掛かることがほとんどです。早急に欲しいと言っても、すぐにもらえるものではありません。作成をお願いするなら、計画的に転入の時期を決めてから、担任に相談をしましょう。

手続きの流れ

次に手続きの流れを紹介します。

通信制高校の転入と編入の流れは以下の通りです。

  • 願書を取り寄せる
  • 必要書類の作成
  • 在籍する(または在籍していた)高校に必要書類の発行を依頼

a.受験料の振り込み
b.入学願書等の作成
c.必要書類を通信制高校へ郵送

  • 書類審査・面接・学力試験
  • 合否判定
  • 入学手続き

合否判定までにやるべきことが把握できたと思います。家庭内だけで行動するのではなく、学校の先生にも相談するとスムーズに進むでしょう。

入試は基本書類審査と面接を行う

通信制高校の転入・編入の入試は基本、書類審査と面接を行います。全日制高校のように学力検査がないことがポイントです。

通信制高校には、境遇が様々な方がいらっしゃいます。その中には不登校で、中々学校に通えない。集団生活が苦手、もしくは学校の勉強についていけない。などです。また、普段仕事をしている方もいらっしゃいます。

なので、通信制高校では、筆記試験で成績がいい人を取るということはありません。(中には簡単な筆記試験を行う学校もあるので注意しましょう。)なので、内申点が悪いから、自分は学校に行けないと思う必要はありません。

特に面接には力を入れる

試験は書類審査と面接ですが、特に面接は入試の中で重要視されている部分です。学力検査がない分、面接で受験者がどのような人なのかを見られるでしょう。

しかし、そこまで気を張る必要はありません。なぜなら、面接内容はシンプルなものが多いです。

例えば、主な志望動機、やる気はあるのか、高校に転入して頑張っていけるのか、将来どのようなことをしていきたいのかが大まかな内容です。

100点の答えを聞きたいというよりも、自分の思っていることを素直に答える方が印象はいいです。通信制高校に入って自分がどうなりたいのか?について日頃から考えていると面接も怖くないでしょう。

通信制高校での卒業までにかかる費用目安

最後に転入・編入から卒業までにかかる費用について説明します。

まず、公立と私立の通信制高校では費用が圧倒的に違うことを頭に入れておきましょう。これは全日制学校でも同じです。

通信制高校の費用で全日制高校との大きな違いは、”1単位ずつに授業料がかかる”という点です。

これは、通信制高校が単位制をとっているからです。卒業必須単位は74単位になります。なので、転入して必要な単位数によって授業料が必要になりますので注意しましょう。

では、内訳は具体的にどのようになっているのでしょうか?以下が大体の費用を算出したものです。

通信制高校は単位ごとに授業料がかかる。

公立の卒業費用は3万円〜

公立
入学金 500円
授業料(1単位あたり) 300円~500円
授業料以外の費用(年間) 20,000~30,000円
約30,000円~

私立の卒業費用は20万円〜

私立
入学金 10,000円~50,000円
授業料(1単位あたり) 5,000円~12,000円
授業料以外の費用(年間) 100,000円~300,000円
150,000円~

【まとめ】

いかがでしたか?通信制高校への転入・編入のことや、いつでも入れる高校を紹介しました。

入学機会は年に二回設けている学校が多いです。転入はいつでもOK、編入は年に4回の学校がほとんどでした。

転入時期を検討する際は、単位引継ぎの関係や、卒業時期を考えながら決めていくといいでしょう。

具体的にいつでも入れる高校を9校紹介しました。それぞれの学校で特色があるので、まずは資料を請求することや、ホームページをのぞいてみるといいでしょう。

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