現在、中学生で不登校を経験している方もいらっしゃいますね。
中学3年生の方は、「これからの進路を考えなくてはいけないが、どうしようか悩む」ことも無理はありません。
そんな方に向けて、この記事では「不登校でも行ける高校のおすすめ」を紹介しています。具体的には以下の3校です。
- 通信制高校
- 定時制高校
- チャレンジスクール
また、不登校の方が進路を決める際のポイントや高校進学の為にするべきことを解説します。
例えば、全日制・定時制・通信制のどれにするか?公立か私立どちらか?通常教科・専門科目どちらをより学びたいか?を基準とすることです。
この記事を読めば、不登校の方でもこれからの進路に困ることはありません。ぜひ最後までご覧ください。
不登校生徒におすすめの高校3選
中学校を不登校であっても行ける高校はいくつか存在します。今回はその中でもおすすめの高校を3つ紹介したいと思います。
以下の高校をご覧ください。
- 通信制高校
- 定時制高校
- チャレンジスクール
現在不登校でこれからの進路に迷っている方は、この記事を読んで自分に適する高校を見つけましょう。
①通信制高校
通信制高校は、中学校を不登校であっても入学しやすい高校といえます。
そもそも通信制高校とは「オンライン学習を主としている高校」です。授業形態はオンライン学習、スクーリングと呼ばれる定期的な学校通学、レポート提出の3つがほとんどです。
しかし、学校によっては確認テストを行い、学習内容を把握しているかチェックすることがあります。
通信制高校といっても学校によって特色があるため、資料やホームページを閲覧すると良いでしょう。ちなみに、以下のリンクから通信制高校の資料を一括請求できますので、よろしければご活用ください。
通信制高校は全日制高校とは違って「単位制」の学校です。単位制と学年制の違いは以下をご覧ください。
〇学年制と単位制
学年制
→1年ごとに必要な単位が決まっており、必要単位数を修得すると進級できる制度。年度終わりに単位が足りない場合は留年となる
学校タイプ:全日制高校・定時制高校
単位制
→学年という単位はなく、決められた単位数を修得すれば卒業できる制度。基本的に「74単位以上」の修得が必要。また、最低3年間の在籍が必須などのルールもあります。
学校タイプ:通信制高校・一部の全日制高校と定時制高校
通信制高校は具体的に以下の点で中学校不登校生徒にオススメです。
- 授業のほとんどがオンライン学習
- 人間関係の悩みが少ない
- 専門的な科目に興味がでやすい
関連記事:いつでも入れるおすすめ通信制高校9選!編入・転入する際の注意点と併せて紹介!
授業のほとんどがオンライン学習
授業のほとんどがオンライン学習のため、不登校生徒の方にはおすすめです。
不登校の原因は様々ですが、「学校に登校すること自体に抵抗がある」「集団の中で生活することが困難」な方がいます。
上記のようにクラスで一斉授業を受けることに抵抗がある方は、オンライン学習を通して個別で学べる環境が適しています。
また、授業のカリキュラムも学校と相談して決めていきます。朝早起きが苦手な方は、昼頃からのカリキュラムにすることも可能です。
不登校生徒の傾向である「個人行動」を尊重した学校といえます。
人間関係の悩みが少ない
通信制高校では、人間関係の悩みが少なくなることでおすすめです。
人間関係の悩みが減る理由は、単純に「人と触れ合う機会が減るから」です。オンライン学習は他生徒と接触することはありませんし、スクーリングの際も数人と顔を合わせるだけですみます。
実際、人間関係を構築させたいという思い方も保護者の中にはいらっしゃいますよね。その場合、学校によって「あえてクラス単位で授業するカリキュラム」があります。
子どもの現状と将来のことを考えて、通信制高校の学校選びをしましょう。以下のリンクからは通信制高校の資料を一括で請求できます。
専門的な科目に興味がでやすい
通信制高校は、不登校生徒が「専門的な科目に興味がでやすい」ためおすすめです。
通常教科に加えて、専門的な科目を学べるのが通信制高校の強みです。
例えば、以下のような専門科目を受講できます。
- メイク
- 美容
- マンガイラスト
- 声優
- タレント
- AI
- 大学進学
- eスポーツ
- K-POP
- ゲーム・アニメ
[参考:ヒューマンキャンパス高校 公式]
上記のように、具体的で将来に繋がりやすい科目なため、不登校だった子どもにも人気の授業です。
特に、「通常教科を勉強しても将来に活かすのは難しいのでは?」と考えている方にはおすすめです。
②定時制高校
定時制高校は、中学校時代に不登校の場合でも入学しやすい高校です。
そもそも定時制高校とは、1日の授業時間が全日制高校よりも短く、夜間か昼夜間に登校する高校です。
在籍生徒は、不登校経験ありの方だけではなく、昼間は働いている方がいらっしゃいます。時間がお昼からスタートするため、時間的な制約がある方におすすめです。
1日の授業時間が短いため、多くの学校では4年間在籍が必要です。また、学年制と単位制の2つの制度を採用しています。学校によって異なるため注意しましょう。
定時制高校がおすすめの理由は、具体的に以下の通りです。
- 朝登校が苦手な方に適している
- 普通科以外の学科を専攻できる
朝登校が苦手な方に適している
定時制高校は、夜間と昼夜間の登校がほとんどのため、朝登校が苦手な方には適しています。
多くの定時制高校は、登校時間が3部制に分かれています。以下をご覧ください。
時間帯 | |
---|---|
1部 | 9:00~13:00 |
2部 | 13:00~17:00 |
3部 | 17:30~21:30 |
不登校生徒の中には、朝の起床が難しいという場合もあるでしょう。医学的に「起立性調整障害」という自律神経の乱れが原因で朝に倦怠感がでる方もいるぐらいです。
生活リズムを昼から夜に変えて、高校生活をおくることも一つの手です。
普通科以外の学科を専攻できる
定時制高校では、普通科以外の学科を専攻できるためおすすめです。
不登校生徒の中には、「通常教科を学んだところで仕事に結びつかない」と勉強する理由を見いだせない方もいるでしょう。
そういう方は、より将来に繋がりやすい学科を専攻すると良いです。定時制高校では以下の学科が専攻可能です。
- 普通科
- 農業
- 工業
- 商業
- 産業
上記の学科では、卒業後に製造業、卸売業、建築業などの職種に就職する方が多いです。つまり、高校で学んだことをそのまま将来に活かせます。
③チャレンジスクール
チャレンジスクールは、中学不登校の子どもが行きやすい高校です。
チャレンジスクールとは、都内のみに開校している「不登校生徒の背中を後押しする」学校です。
「不登校生徒や、高校を中退した方でも新しくチャレンジしていこう」という目標で東京教育委員会が設立しました。現在では全部で7校開校してます。
- 東京都立大江戸高等学校 (江東区)
- 東京都立小台橋高等学校 (足立区)
- 東京都立桐ヶ丘高等学校 (北区)
- 東京都立世田谷泉高等学校 (世田谷区)
- 東京都立稔ヶ丘高等学校 (中野区)
- 東京都立六本木高等学校 (港区)
- 東京都立八王子拓真高等学校 (八王子市)
通常は4年間で卒業が可能です。(学校によっては3年で卒業も可能)
以下が、チャレンジスクールが不登校生徒におすすめの理由です。
- 多様な専門科目から選択が可能
- スクールカウンセラーやソーシャルワーカーの配置が充実
多様な専門科目から選択が可能
多様な専門科目から授業選択が可能なため、不登校生徒におすすめです。
チャレンジスクールは「総合学科」という、通常教科+選択科目の受講が可能な学校です。
チャレンジスクールの選択科目は、定時制や通信制高校の専門科目とは異なります。例えば以下のような選択科目が受講できます。
生活・福祉系列 | 住生活 衣服 手芸 食物 社会福祉 保育 点字 手話 など |
---|---|
創作・表系列現 | 演劇 ダンス 声楽 音楽演習 デッサン デザイン 写真 工芸 陶芸 コンピューターグラフィックス など |
制作・技術系列 | 工業実習 計算・ワープロ演習 など |
職業に直接的に関連している科目もあれば、子どもの興味から受講できるような教科が多いことが特徴です。
スクールカウンセラーやソーシャルワーカーの配置が充実
スクールカウンセラーやソーシャルワーカーの配置が充実しているため、中学校で不登校だった方にもおすすめです。
チャレンジスクールは「不登校や高校中退した生徒」を対象にしています。そのため、他の高校よりもスクールカウンセラーやソーシャルワーカーの配置に気を配っています。
カウンセラーやソーシャルワーカーには、日々の悩みを打ち明けられます。カウンセラーは子どもの背中を優しく押してくれます。専門的に不登校生徒を相手にしているため、知識や経験があるため信用度も高いです。
不登校生徒が進路を決める際に考えないといけないこと
中学校で不登校だった生徒におすすめの高校を3つ紹介しました。次は、不登校生徒が進路を決める際に考えないといけないことを説明します。
具体的には3つのポイントを押さえて進路を決めましょう。
- 全日制・定時制・通信制のどれにするか
- 公立か私立どちらか
- 通常教科・専門科目どちらをより学びたいか
全日制高校も含めて、改めてこれからの進路を考えるうえで参考にしてください。
①全日制・定時制・通信制のどれにするか
進路を決める場合は、全日制・定時制・通信制のどの高校にするか決めましょう。
3つの高校制度内でどれが適しているか判断するには、高校に求めることを参考にすると良いでしょう。
- 同級生と同じ生活をしたい(全日制)
- 昼・夜間に登校したい+専門性(定時制)
- オンライン学習を主としたい+専門性(通信制)
同級生と同じ生活をしたい(全日制)
もし同級生と同じ生活をしたいと考えるのであれば、全日制高校を選択すると良いでしょう。
不登校の子どもの中には、周りの同級生と同じ生活をしたいと考えていることが多いです。思春期特有の周りと違うことを恥ずかしがってしまったり、劣等感を感じてしまうことが理由です。
全日制高校は、在籍生徒数が一番多い学校です。授業スタイルも中学校と同じく、クラス単位で授業を受け、ホームルーム活動を行います。時には様々な行事を経験することがあります。
集団行動の特徴が大きい全日制高校ですが、もし不登校の子どもが高校から全日制高校に通えれば、本人の自信もつくことでしょう。
「1つ壁を超えたい!」という意味でも、進路に考えていいかもしれません。
昼・夜間に登校したい+専門性(定時制)
昼・夜間に登校したい+専門性のある科目を学びたい方は、定時制高校を進路にするといいでしょう。
朝からの登校に不安がある方は昼から登校可能な定時制高校を選択するといいです。また、農業、工業、商業などの専門的な科目を学びたい方は定時制高校がおすすめです。
オンライン学習を主としたい+専門性(通信制)
もしオンライン学習を主としながら、専門性のある科目を学びたい場合は通信制高校を選択すると良いでしょう。
通信制高校以外の学校は、基本的に通学して対面授業します。毎日通学することを想像してみて、実現可能か検討するのも一つの手です。できないと感じたのなら、通信制高校も一つの選択肢です。
集団授業や対面で授業を受けることに抵抗がある方は、通信制高校のオンライン学習がピッタリでしょう。
また、各学校によっては興味を惹くような専門科目があることも魅力的です。
各学校の詳細情報は以下のリンクから請求可能です。
②公立か私立どちらか
中学校で不登校生徒が進路を決める際は、公立か私立のどちらにするかを決めましょう。
公立と私立の高校の大きな違いは、やはり「費用面」といえるでしょう。公立高校の方が費用を抑えられるのに対し、私立高校では公立高校の二倍以上の費用が掛かることもあります。
費用面の他に公立と私立の違いは「学力試験の難易度」です。
公立高校は標準テストになるため、点数によって各学校の合格ラインをベースに合否が決まります。そのため、不登校状態で勉強をそこまでしていない状態では、どの公立高校に合格することも難しいでしょう。
対して、私立高校は偏差値によって学力試験の難易度が決まるため、受験する私立高校を自分のレベルに合わせれば合格できる可能性も上がります。
そもそも、私立学校によっては学力試験と面接・小論文の比重がバラバラなため、学力重視で入学試験をしない学校もあるくらいです。
③通常教科・専門科目どちらをより学びたいか
中学校で今まで不登校だった場合、通常科目か専門科目のどちらをより学びたいかを基準にして進路を決めると良いです。
通常教科・専門科目が関係ある高校は以下の通りです。
- 全日制高校
- 通信制高校
- 高等専門学校
- 高等専修学校
全日制高校
全日制高校は、完全通常教科のみの高校です。
全日制高校の各教科は以下の通りです。
- 国語
- 地理歴史
- 公民
- 数学
- 理科
- 保健体育
- 芸術
- 外国語
- 家庭
- 情報
中学生期間で学ぶ教科とさほど違いがないため、もし現時点で通常教科を勉強する目的がわからない方は、全日制高校を選択しても登校継続は難しいでしょう。
通信制高校
通信制高校は、通常教科と専門科目をバランスよく学べます。
専門科目は先ほど説明した[①通信制高校 専門的な科目に興味がでやすい]をご覧ください。
しかし、専門科目はオンラインで受講することが難しい実習科目です。通学の日数が3~4日になることもあるため、オンライン学習を主としていた方は気を付けましょう。
詳しくは各学校の資料に記載されています。下記のリンクをご活用ください。
高等専門学校
高等専門学校は通常教科よりも、専門科目の受講に比重がある高校です。
専門科目のカリキュラム数が増える代わりに、通常教科とあわせて5年間の在籍が必要です。
高等専門学校で学習できる専門科目は以下の通りです。
- 化学・生物系学科
- 機械系学科 材料系学科
- 建設系学科
- 電気・電子系学科
- 情報系学科
- 建築系学科
- 商船系学科
- 社会的ニーズに対応した分野の学科
[参考:高等専門学校の特色]
[関連記事:中学不登校の場合、高校進学はどうすればいい?具体的な進路先や注意点も紹介]
高等専修学校
高等専修学校は、高等専門学校と同じく通常教科よりも専門科目を中心に学べます。しかしながら、高等専修学校は3年間の在籍で卒業が可能です。
高等専門学校との違いは、分野の系統が「より実生活に必要な能力を育成する科目」になります。理由は、高等専修学校の目的が「実生活に必要な能力の育成」が含まれているためです。
具体的には以下の分野を専攻できます。
分野 | 設置学科 |
---|---|
工業 | 情報処理、コンピューターグラフィックス、土木、建築、電気、自動車整備、放送技術など |
農業 | 農業、園芸、造園、動物管理、畜産など |
医療 | 看護、歯科技工、歯科衛生、理学療法、作業療法、はり、きゅうなど |
衛生 | 栄養、調理師、利用、美容、エステなど |
教育・社会福祉 | 保育、幼児教育、医療福祉、介護福祉、老人福祉など |
服飾・家政 | ファッションデザイン、和洋裁、編物、手芸など |
文化・教養 | デザイン、インテリア、音楽、外国語、演劇、映画、写真、通訳、公務員など |
商業実務 | 経理、簿記、旅行、ホテル、会計、経営、流通ビジネスなど |
[参考:高等専修学校とは?]
進路を決める際は学校だけに任せない
進路を決める際は学校だけに任せずに、自分から調べるようにしましょう。
在籍している中学校に相談すれば、各学校でどんなことが学べるか教えてくれるでしょう。
しかし、これから進路を選んで入学するのは「自分」であるということです。例えば、自分から学校見学するなり、学校のホームページを閲覧したり、資料を請求することが大切です。
自分から進んで学校を調べることで、進路に対してのイメージもわきやすくなるでしょう。
不登校生徒が高校進学するためにすべきこと4選
中学校で不登校の生徒におすすめの高校を紹介したり、進路選択の上での注意点をお伝えしました。これからすべきことが明確になってきました。
次は、不登校生徒が高校進学するためにすべきこと4選を紹介します。より、高校進学を現実的に考えるうえで大事な内容です。以下をご覧ください。
- 志望校の情報取集する
- 3年間の学習内容を復習する
- 学校の先生とコミュニケーションをとる
- 家族との時間・関係性を大切にする
①志望校の情報取集する
高校進学のためには、志望校の情報を収集することから始めましょう。
例えば、学校への直接見学やオンライン説明会などがあります。コロナ感染予防のために、オンライン説明会のみの学校もありますが、直接足を運べる場合は見学する方が良いです。
なぜなら、学校の雰囲気を生で感じられるからです。実際に入学してから、その学校で生活するイメージがわきやすくなります。
複数の志望校がある場合は、資料請求やホームページを閲覧すると良いでしょう。最近はWebメディアの需要が高まり、各学校ホームページの記載内容やデザインもこだわったものが多いです。
学校の様子が想像しやすいように写真だけでなく、動画を配信している学校もあります。
例えば、資料請求に関しては通信制高校の資料を一括請求できます。よければ参考にしてください。
他の高校でも資料の請求は容易に行えるので、気になる学校は迷わず資料請求してみると良いでしょう。
②3年間の学習内容を復習する
高校進学の際は、3年間の学習内容を復習しましょう。
不登校生徒の多くが、学校に行かない間の学習内容が身についていません。仮に、自宅で学習を進めていたとしても、学校に通っている生徒と比べると、学力差がある可能性がでてきます。
学力試験を受ける場合は、3年間の学習内容から出題されるため、イヤでも自分が勉強しないといけません。
最近では、不登校の方を専門とした家庭教師や個別塾もあるため利用してみるのも良いでしょう。
そもそも学力試験を受けるか否かも検討する
3年間の総復習をする前に、そもそも学力試験を受けるか否かも検討しましょう。
受験する高校によっては学力試験がないところもあります。例えば、通信制高校は面接と書類審査のみで合否を判定します。
そのため、自分が通信制・定時制・全日制のどの高校に行くかを決めましょう。そして、学校によって試験内容が違うため必ず募集要項を確認しましょう。
③学校の先生とコミュニケーションをとる
中学校不登校の生徒が高校進学する場合、学校の先生とよくコミュニケーションをとることが大切です。
先ほど、自分から志望校の情報を収集しましょうと説明しましたが、学校の先生に頼ることも必要です。
学校の先生は経験値が高く、今までに多くの卒業生を出しています。不登校生徒がどのような進路を選択するか把握しているため、的確なアドバイスや意見をくれることでしょう。
また、受験期に入ると、普段よりもプレッシャーがかかるため精神的な余裕がなくなるかもしれません。不安なことや悩みを先生に打ち明けるだけでも気持ちがスッキリします。
スクールカウンセラーにも積極的に相談する
学校の先生だけでなく、スクールカウンセラーにも積極的に相談しましょう。
スクールカウンセラーは「不登校生徒やメンタルケアが必要な生徒に対してカウンセリングする、専門的な知識と経験をもつカウンセラー」です。
先生と同じくこれまでのキャリアから信頼できる情報を提供してくれます。不登校生徒を専門的に対応することから、中学校卒業後の進路に詳しいのは間違いありません。
④家族との時間・関係性を大切にする
不登校生徒が高校進学する際にすべきことは、家族との時間・関係性を大事にすることです。
受験期を迎える不登校の子どもにとって、家族との時間は今までよりも重要になってきます。理由は、受験期は気持ちの浮き沈みが激しくなり、子どもが一人で乗り越えることは難しいからです。
家族との時間が多ければ、子どもの不安も少しずつ薄れていきます。時には、外にお出かけしてリフレッシュしたり、家でご飯を一緒に食べながら世間話をするのもいいでしょう。
不登校の根本的な解決にも繋がりやすい
家族との時間が増えたり、関係性が良くなると、不登校の根本的な解決に繋がりやすいです。
親との関係が良くなるということは、日頃の悩みや不安を打ち明けやすい関係になるということです。
不登校の問題は、誰かに相談することで心が軽くなったり、気持ちが明るくなったりして解決に向かいやすくなります。
つまり、日頃から家族との時間を増やしておくと、受験シーズンの子どもにプラスになるだけではなく、不登校の問題自体も解決できるかもしれません。
まとめ
中学校で不登校の方は進路に困りやすいですが、以下のような高校だとおすすめです。
- 通信制高校
- 定時制高校
- チャレンジスクール
理由は、不登校生徒の対応に優れている職員が多いことや、興味を惹くような科目が多いことが理由です。
また、不登校の方が進路を決める際のポイントを説明しました。以下の3点に気を付けましょう。
- 全日制・定時制・通信制のどれにするか
- 公立か私立どちらか
- 通常教科・専門科目どちらをより学びたいか
高校進路のことは親子だけで悩むのではなく、先生やカウンセラーの力を借りることが大切です。少しでも悩みや不安がある場合は、いち早く相談しましょう。