通信制高校の基礎知識

通信制・定時制・全日制違いは?自分に合った高校の選び方

高等学校の中には、「全日制」「定時制」「通信制」という過程があり、それぞれの特徴があります。

例えば、通信制高校は、他の過程と比べるとスクーリング(通学)が少なく済み、学習は授業でなく自学自習のレポート提出が中心となります。また授業料が比較的安い学校があることも特徴です。

ここでは「通信制」「定時制」「全日制」の違いについて詳しくお伝えします。

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全日制・定時制・通信制の違いは?

「全日制」「定時制」「通信制」の大きな違いは、学校と授業の仕組みです。つまり、いつ、どこで、どのように授業が行われていくのかが大きく違います。

全日制

一般的に、多くの人が進学する全日制高校は、小中学校と変わらない学校生活を送っていくようなイメージです。週5日間学校に通い、クラスで一斉に授業を受けます。

学年制をとっている高校が多いですが、単位制をとる学校も多くなってきています。学年制だと、その学年で取得しなければいけない単位が足りないと、留年することがありますが、単位制だと、卒業に必要なカリキュラムを自由に組み合わせ授業を受けられ、在学中に取得できれば卒業することができます。

小中学校と違うのは、個人が学びたい学科に特化したことを学べる点です。普通科の他に、英語科、理数科、さらに専門性を高めていくと、工業化、農業科など、将来の職業に特化したことを学べる高校を選択できます。卒業後は、大学に進学する人は約半数以上、その他、専門学進学や就職する人となっています。

通学・スクーリング週5日の通学が必要です。
授業・学習クラスで一斉に授業を受けます。学年制の学校が多いですが単位制の学校もあります。
学科・学べる内容一般的に5教科をまんべんなく学んでいく普通科、英語や理数系に特化して学んでいく英語科や理数科、他にも、工業系、商業系、農業系など、様々な専門性に特化した学校がそれぞれの科に分かれて存在しています。
学校生活朝から夕方までクラスという単位の中で学校生活を送ります。クラスメイトはほぼ自分と同じ年齢の人です。日々の授業の他に、体育祭や学校祭などの行事も盛り込まれ、集団の中で生活していくことがほとんどです。
部活・課外活動文武両道を目指しながら部活動をやる人、全国大会を目指す人それぞれです。特に私立は、部活動に力を入れている高校が多く、部活動を目当てに入学する人もいます。
通っている人小中学校と普通に登校し、そのまま高校に進学する人など、現役の高校生がほとんどです。
入試3教科(私立)もしくは5教科(公立)の学力試験➕面接試験がある高校が多いです。
初年度費用公立の場合は25万〜、私立の場合は75万〜の学費がかかります。
卒業要件授業に出席し、定期テストなどをこなしていくことで単位を取得し、卒業ができます。学年制をとっている学校はその学年の単位を取得できないと留年する場合もあります。
進学・就職状況大学に進学する割合がほぼ半数、その他、専修学校の進学や、就職する人もいます。

定時制

定時制高校は夜に授業を受ける学校とイメージしがちですが、昼に授業を受ける学校、昼から夜にかけて授業を受ける学校もあります。入試は、全日制を比べ少ない教科での学科試験もしくは面接や作文のみの場合が多いので、勉強が苦手な人でもチャレンジしやすい入試スタイルとなっています。
全日制高校と同じようにクラスに分かれ、一斉に授業を受けます。
定時制高校は全日制に比べ、1日の授業時間が少ないため、4年が前提とされていきましたが、単位制を導入する高校も増え、3年で卒業することがも可能になってきています。学費は、公立で3万円~、私立で50万円~となっており、公立と私立とでかなり差があるのがわかり、注意すべき点でしょう。

通学・スクーリング週5日の通学が必要です。定時制と言うと夜間部に通学するイメージが大きいですが、学校によっては、昼間部や昼夜部に通うこともできます。
授業・学習クラスで一斉に授業を受けます。学年制、単位制学校によって様々です。
学科・学べる内容専門的な学科を学べる学校が少なく、普通科が中心となる学校が多いです。
学校生活クラス単位で授業が行われます。全日制よりは、クラスの人数が少なく、様々な年齢と生活背景を持った人と顔を合わせることが多いでしょう。
部活・課外活動全日制高校と同じように部活動ができます。全日制高校と同じ大会に参加することはできませんが(一部を除く)、定時制と通信制共同で開催される大会に参加することができます。
通っている人他の高校を辞めて入ってくる人、昔高校に行くことができなかった人、働きながら通う人など、いろいろな背景の人が通っています。
入試5教科の試験がある学校は少なく、3教科の試験(国語・英語・数学)、面接や作文のみという場合が多いです。
初年度費用公立の場合は7万〜、私立の場合は50万〜の学費がかかります。
卒業要件各科目の必要な出席日数を満たし、定期試験に合格し、卒業に必要な単位を取得すると卒業できます。
進学・就職状況就職する人が半数弱、大学進学や、専修学校進学は少数となっています。

通信制

通信制高校の大きな特徴は、毎日学校に通い、授業を受ける必要がないことです。主には自宅学習とレポート提出が中心で、学校にもよりますが、週に数回の通学でとなります。単位制をとっている学校がほとんどで、在学中に必要な単位を取得すれば卒業ができるので、自分のペースで自由にカリキュラムを組み合わせていくことができます。学校に行くことが少ないので、大勢の中で過ごすのが苦手な人でも安心できる環境です。
また、現役スポーツ選手や現役芸能人も通う人が多くなってきています。学べる内容もバラエティ豊かです。専門性に特化したコースを選択できる学校が多く、自分の夢に向かってダイレクトに学んでいくことができます。入試は、主に書類選考、作文、面接が多く、学科試験を課さない学校が多いでしょう。学費は公立だと5万~、私立だと25万~と、定時制同様に学費の差が開いていることに注意が必要です。

通学・スクーリング週5日通う必要はありません。週に数日、月に数日、年に数日の合宿など、学校によって様々通学の仕方があります。
授業・学習教室での授業ではなく、基本的には自宅での自学学習とレポート提出が中心です。教材は紙媒体からインターネット媒体などがあり、スマホやタブレットで学習することが可能です。
学科・学べる内容専門性に特化したコースのある学校が大きです。例えば、スポーツ系、アート系、ファッション系、芸能系など、バラエティ豊かなコースの中から自分の夢に向かって選択し学習していくことができます。
学校生活学校に行くことが少ないので、大勢の中で過ごすのが苦手なだったり、コミュニケーションに心配がある人でも安心できる環境です。校則がない学校が多いです。
部活・課外活動定時制高校を同じように部活ができ、定時制・通信性共同で開催する部活動に参加することができます。
通っている人小中学校にあまり行けていなかった人、高校を辞めてしまった人、高校に行けなかった社会人などが多いです。最近では、芸能人や、スポーツ選手なども通信制高校を選ぶことが多いです。
入試主に書類選考、作文、面接を行う学校が多いです。入学は4月・10月に多く、中には通年入学可能な学校もあります。
初年度費用公立の場合は、5万円〜、私立の場合は25万円〜の学費がかかります。
卒業要件単位制なので、在学中に必要な単位数を取得できていれば卒業することができます。学年制のような、留年という概念がないので、卒業までに自分のペースで単位を取得していくことができます。レポート提出、定期テストなどをパスしていくことで単位を取得できます。
進学・就職状況プロスポーツ選手になる人、芸能の道に進む人など全日制や定時制に比べて多いでしょう。大学進学、専修学校進学、就職する人がそれぞれ2割ずつくらいとなっています。

(参考:文部科学省 平成29年度 学校基本調査

全日制・定時制・通信制で迷った場合はどう選べば良い?

高校には大きく3つの種類があることがわかりました。では、自分に合った高校とはどうやって選べばいいのでしょうか?

全日制が合っている人

小中学校で問題なく学校生活を送れていた人、つまり、学校の枠組みに合わせて、集団で生活することが苦に感じなかった人は、そのまま全日制高校に入学すると良いでしょう全日制高校の特徴は、同じ世代のクラスメイトと勉強をしていくだけでなく、部活、学校祭、体育祭などの行事に参加できることです。また、高校を選べば周りはほとんどが同じ目標を持った人たちです。そうした行事を通して仲間意識や、同じ目標を持った仲間と切磋琢磨し合いながら学校生活を送っていきたい人にはおすすめできる高校です。

定時制高校が合っている人

高校には通いたいけど、全日制の時間帯では通えない、そういった人には定時制をおすすめします。そういった意味での通信制高校との違いは、学習方法が先生から授業を受けるスタイルか、そうでないかの違いです。通信制高校は自分のペースに合わせた自学とレポート提出になります。裏を返せば、自分でやるべきことをしっかり行っていく自己管理能力が必要になってきます。逆に定時制高校は、人数は違えど全日制高校と同じように集団で授業を受け、定期試験に合格して必要な単位を取得していくことで卒業していくことができます。学校に通学し授業をコンスタントに受け卒業を目指したい人は定時制高校を選んでみてはどうでしょうか。

通信制高校が合っている人

毎日の通学必要ないこととと、集団での授業がほぼないことから、大勢で生活するのが苦手な人、学校のルールに縛られるのが嫌な人はおすすめできる高校であると言えます。また、留年という概念がなく、卒業までに必要な単位を取得すればOKなので、自分のペースで学習を進めていきたい人、仕事をしながら勉強していきたい人にもおすすめです。専門性に特化した学科を持つ高校が多く、高校時代からより深い学びを得ることができることも特徴的なので、全日制高校とは違って、入学が4月と10月に受け付けている学校が多く、中には通年募集している高校もあります。今現在、高校に通えていないけど、通いたいと思っている人は、一度近くの通信制高校を調べてもいいかも知れませんね。

まとめ

まとめ
  • 全日制高校は、小中学校の延長線のようなもの
  • 定時制高校は、1日の授業時間が少ない授業スタイルの高校
  • 通信制高校は、ほとんどが自学+レポート提出で単位を取得できる
  • 全日制、定時制、通信制、どれも全て同じ高校卒業認定資格である

今回まとめたこれらの高校は、過程や制度は違えど卒業ができればどれも全て同じ高校卒業資格に違いはありません。確かに、日本では圧倒的に全日制高校に通っている人が大多数となっていますが、定時制だから、通信制だから、と不利になることはありません。それよりも、自分に最適な環境と目指す夢に近づけるような高校を選択しそこで勉強していくことが最も大切なことなのではないでしょうか。学校の特徴をしっかりと調べ、自分が選んだ高校で自信を持って勉強していきましょう。

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