通信制高校に通うとなると、全日制や定時制と何が違うのか気になるかと思います。ここでは通信制高校に通うメリット・デメリットについて紹介します。
通信制高校に通うメリット
通信制高校に通うメリットは様々あります。
- 学費が安い
- 専門分野に特化した学科で学べる
- 勉強が苦手でも入学しやすい
- 生徒ひとりひとりの事情を理解してもらえる
- 自分のペースで学習できる
- 毎日登校しなくていい
- 人間関係での悩みが少ない
- 年齢制限なく入学できる
- 仕事との両立が可能
学費が安い
通信制高校は学費が安い傾向にあります。特に公立高校の通信制の場合は年間5万円程度で済みます(公立全日制は25万円程度)。私立通信制の場合は25万円〜が一般的な学費です。
専門分野に特化した学科で学べる
私立通信制高校には、音楽、ファッション、イラスト、スポーツ、IT、芸能など、多様なカリキュラムが用意されている学校もあります。自分の学びたいことを学べるのは通信制高校に通うメリットです。
勉強が苦手でも入学しやすい
通信制高校の入試は、筆記試験よりも作文や面接が中心となるので、勉強が苦手な生徒でもチャレンジしやすいです。例えば不登校で授業についていけなかった生徒も多数入学しています。
生徒ひとりひとりの事情を理解してもらえる
通信制高校には、家庭の経済的事情が思わしくない生徒、発達障害を抱えた生徒、いじめや不登校経験者などが比較的多く通っていることから、生徒ひとりひとりの事情に配慮して接してくれます。中にはカウンセラーを配属している学校もあり、生徒の心の面まで寄り添った対応が期待できます。
自分のペースで学習できる
通信制高校の多くは、レポート提出と試験による単位取得が中心となるため、授業を受ける必要がありません。一週間のうちにまとまった時間を作ってレポート作成を進める形でもいいですし、毎日コツコツと進める形でも構いません。自分のスタイルに合った形で学習を進められます。
毎日登校しなくていい
通信制高校は基本的に毎日の通学は必要ありません。週に1回程度という学校もあれば、月に1回で良い学校もあります。毎日登校する必要がないので、自由な時間を確保でき、その分をやりたいことや仕事に回せます。
人間関係での悩みが少ない
登校機会が少ないため、全日制高校より人間関係で悩む心配が少ないです。人付き合いが苦手な人でも通いやすい環境となっています。
年齢制限なく入学できる
通信制高校には様々な人が通っており、社会人になった後で通う人も多くいます。そもそも登校機会が少ないため、学校の中で浮くということもありません。年齢を重ねてからも高卒資格取得に向けチャレンジしやすい環境となっています。
通信制高校に通うデメリット
逆に通信制高校に通うデメリットは以下の通りです。
- 自分の力で学習する必要がある
- 学校での人との関わりが少ない
- 部活動の選択肢が少ない
- 学校行事に物足りなさを感じる人もいる
自分の力で学習する必要がある
学習は自学自習が中心となり、先生がつくわけではありません。自分の力で学習を進めなければならないことはデメリットになり得ます。心配であれば学習面の面倒を見てくれるサポート校を利用することで支援を受けることが可能です。
学校での人との関わりが少ない
登校機会が少ないため、学校生活における人間関係は全日制ほど発展しにくい側面もあります。ただし、通信制高校の中にも週5回の登校を設けている学校もあるため、そのような学校に通えば全日制と変わらない関わりが期待できます。
部活動の選択肢が少ない
通信制高校は比較的部活動の選択肢が少ないです。しかし、通信制高校の中にも部活動に力を入れている学校はあり、特に最近はスポーツに力を入れている学校も目立ってきました。
学校行事に物足りなさを感じる人もいる
例えば修学旅行がなかったりなど、学校によっては学校行事がそれほど活発でないこともあります。全日制と比べると物足りなさを感じる人もいるでしょう。
まとめ
通信制高校に通うメリット | 通信制高校に通うデメリット |
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通信制高校には全日制や定時制とは違ったメリット・デメリットがあります。それぞれの特徴を理解して、自分にあった学校選びを進めましょう。