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【学校に行きたくない高校生へ】将来のためのにできる行動とケース別の具体的対策は?

「学校に行きたくない……」

誰でもそんな気持ちが頭をかすめることがあると思います。

最初は「ちょっといやだな」くらいの気持ちだったのに、いつしか嫌な気持ちが鉛のように重くなってはいませんか?

文部科学省の統計によると、令和元年時点で約5万人の生徒が不登校という数字が出ています。これはおよそ64人に1人が不登校ということです(参考:R01児童生徒の問題行動等調査結果公表資料)。

この数字を見ると、不登校がもはやそれほど珍しくはないことがわかると思います。

世界中でたった一人だけが抱える悩みであれば、本人しか解決策を考えられませんが、これほど同じ悩みを抱えている人がいるのであれば、その人たちと考えていくこともできます。

この記事では、学校に行きたくない高校生に向けて、

  • 「なぜ行きたくないのか?」の原因を探り、ケース別の対策
  • 行きたくない気持ちを整理し、周囲に伝える方法
  • 子供が「学校に行きたくない」ときとってほしい行動(保護者向け)
  • 不登校向けの相談窓口

以上について解説していきます。

不登校になる原因も、周囲の環境も、人によって千差万別です。

それでも、大まかな原因やいざというとき頼る相手など、共通した部分があります。ぜひ、自分に合う部分を参考にしていただければと思います。

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「学校に行きたくない……」高校生が不登校になる5つの原因

それでは、まず高校生が不登校になる原因について見ていきましょう。

自分の「行きたくない」という気持ちの原因を知ることは、対策を取る上で必要です。

同じ風邪をひいた人でも、「睡眠不足」ならよく寝るために生活改善をすべきですし、「お腹をだして寝ていた」なら腹巻きをつけて温かくするべきです。

それと同じで、「不登校」という結果が同じでも、原因によって対策は変わるということです。

さて、本題となる不登校になる主な原因としては以下の5つが考えられます。

  • 勉強に追いつけない
  • 人間関係
  • 不安感
  • 生活リズムの乱れ・非行・遊び
  • 理由が自分でもわからない

原因1 勉強に追いつけない

文部科学省による統計を見ると、「学業不振」が原因で不登校になる生徒の割合は全体で約7%です。(参考:R01児童生徒の問題行動等調査結果公表資料)

特に進学校では、大学進学のために学校から多くの課題が出されることもあります。加えて塾に行く生徒もいますから、そのなかで提出期限のある課題を複数抱えるのは、プレッシャーを感じることもあるでしょう。

真面目で完璧主義の生徒ほど、増え続けるのに終わらない課題の山を前にして途方に暮れてしまうこともあります。

直近の勉強を一度やめてみるのも解決策のひとつ

まずは手近な解決策としては、直近の勉強を一度やめてみることがひとつ。

「それでは余計追いつけなくなってしまう!」と言われそうですが、すでに追いつけなくて苦しいのに、無理に走り続けようとしたら倒れてしまいます。それでなくても焦りが強い頭では、勉強しても頭に入ってこないことが多いです。

一度休憩して、それからクールダウンした頭で「どう勉強したら自分の目標値に追いつくか?」を考えましょう。

勉強面の不安を先生に相談してみる

課題を出さないと先生に怒られるようであれば、担任や他の話しやすい教師に「勉強に追いつけなくて学校に行きたくないほど苦しい」ことを相談しましょう。そのうえで「この課題を後回しにさせてほしい」ことを相談した先生経由でお願いすれば、少しの猶予が生まれるはずです。

先生たちも生徒を潰したくて多くの課題を出しているわけではありません。きっと理解してくれるでしょう。

もちろん、学校としての教育方針が厳しかったり、理解のない先生にあたってしまったりすることもあると思います。

そのときは通信制高校への転入も視野に入れるといいでしょう。

通信制高校では非常にマイペースに勉強させてくれます。進級のための必要最低限の勉強だけで、それ以上は個人の采配に任されることが多いからです。自分のペースを守るための行動をすることも大事なことだと思います。

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原因2 人間関係

文部科学省による統計だと、「いじめを除く友人関係をめぐる問題」を理由に不登校になる生徒の割合は約12%です(参考:R01児童生徒の問題行動等調査結果公表資料)。

部活動での友人関係、クラスでの友人関係など、高校生は色んな立場から友人を作りますが、クラス替えで強制的に人間関係をシャッフルされます。このような環境下で、友達との関係がうまく行かなかったり、こじれたりすることは、悲しくもよくあることです。

もちろん、話し合って仲直りし、また仲良く過ごせるならそれに越したことはありません。ですが、「何をどうやっても関係が修復できず、また修復したくもない」ような事態もおこることでしょう。仲良くしたかった友達であるほど、そんな事態が悲しくてやりきれない気持ちになるかもしれません。

そのときは、「無理せずそっと距離を置く」ことも必要です。

高校で出会う人は人生で出会う人の0.4%しかない

友達が減ることを不安に思ってしまうかもしれません。ですが、実は高校時代に出会うひとの数というのは、一生で出会うひとの数からするととても少ないのです。

1日に1人と出会うとしても、(実際はクラス替えや就職などの環境の変化に伴い一気に出会うことが多いです)一生に出会う人の数は80歳まで生きたとして約2万9千人。そのなかで、高校で出会う人の数というのは1クラス40人としても3年間で120人です。

実際はクラス替えをしても全員が替わるわけではなく重複する生徒もいるので、これより少ないかもしれませんが、部活動などで知り合う他クラス・他学年の生徒も含めるとだいたいこの前後になるでしょう。

割合としては約0.4%です。

数字にしてみると、今の友人関係の狭さがわかるのではないでしょうか?この約0.4%という数字の中で、「自分と仲良くできる相性の良い人」を探すよりは、より広い世界で探したほうが見つかるのではないでしょうか。

アルバイトやサークル活動等を通して、新しい友人関係を探してみるのも、狭い交友関係から抜け出すきっかけになります。

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原因3 不安感

文部科学省の統計だと、「無気力・不安」が原因で不登校になる生徒の割合は33.8%です。これは他の理由より群を抜いて多い数字です(参考:R01児童生徒の問題行動等調査結果公表資料)。

また、別の統計を見ると、高校生の不安の原因は「勉強や進路」に対しての不安が75.5%となっています(参考:高校生の悩みや不安とその対処方法)。

ここでは、「進路への不安感」と「受験勉強への不安感」に分けて解説していきます。

進路は最適解を求めない気構えも大切

「進路を考えるときの気持ち」という問いに対して、「自分がどうなってしまうのか不安がある」と答えた高校生の割合は約49%でした(参考:進路を考える時の高校生の気持ち)。

高校生は、大学受験をするにしても、就職活動をするにしても、「将来のことを考える」ステップを踏まなければいけません。しかし、大人でも「やりたいことが見つからない」と悩む人が多いのに、高校生で「将来自分がやりたいことはこれだ!適性もばっちり!」という人は少ないでしょう。

ここで大切なのは、「最適解を探そうとしない」ことです。

進路という重大な悩みに対し、「完全で完璧な答えを見つけなくては」というふうに思わなくてよいということです。そんなものは存在しないからです。

もちろん、必要な軸について考えることを外してはいけません。自分の興味、やりたいこと、将来どんな生活を送りたいのか、そういったことを考えることは必要です。特に、「将来自分はどんな状態であれば幸せなのか」という問いから逆算していくのは、具体的にイメージできるのでおすすめの方法です。(参考書籍:森岡 毅著「苦しかったときの話をしようか」)

しかし、どんなにIQがずば抜けた天才であったとしても、未来のことは予測できません。今はファッションが好きかもしれないけど、好きな俳優が出ていた映画がきっかけで平安文学の魅力に目覚めることだってあるかもしれないのです。自分の「好き」でさえ移ろうのです。

なので、「完全で完璧な答えを見つけなくては」という気負いはせずに、「今、他の選択肢よりベターであるか」ということを考えてみてください。

受験勉強への不安感には適度な息抜きと自信が必要

大学・短大に進学する高校生は、平成30年度は58.6%と過去最高でした(参考:「R2年度学校基本調査 結果の概要」)。多くの高校生が受験勉強を経験していることになります。

高校生の1日あたりの平均学習時間は、塾や学校の授業を含めて6時間23分とのデータがあります。(参考:2-8 学生の勉強時間に関する調査結果)

起きている時間の約半分を勉強に費やしていることになります。そのなかでプレッシャーや息苦しさを感じ、「本当に合格できるだろうか」と不安感が増してしまうのも自然なことです。
この不安感には、「適度な息抜き」と「勉強したことへの自信」が必要です。

対策①適度な息抜き

適度な息抜きに関しては、「そんな時間も惜しい!」と思われるかもしれませんが、ぶっ通しで勉強するのは集中力も下がりますし効率が悪いです。合間に目を瞑ったり、少し散歩するなどして体を動かすと、また集中力が復活します。

対策②勉強したことへの自信をつける

「勉強したことへの自信」は、言い換えれば「結果」です。極端な話をすれば、模試でA判定が出ている人とD判定が出ている人では「受験勉強への不安感」が違うでしょう。

ただがむしゃらに時間だけを費やしても、結果が出ていなければ「受験勉強への不安感」を減らすことは難しいです。

なので、「同じ時間を使ってもより結果を出せる」勉強方法を考えることも必要です。睡眠時間を確保して脳のパフォーマンスを上げる、朝に勉強して夜は早く寝る、覚えたいことを図式化してみる、人に説明することで自分の理解力を上げる……。効率を上げる方法は色々あります。勉強法の関連書籍などで探してみてください(参考書籍:メンタリストDaigo著『最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法』)。

原因4 生活リズムの乱れ・非行・遊び

「生活リズムの乱れ・非行・あそび」が原因で不登校になる生徒の割合は約15%。複数の理由がいち項目にまとめられていますが、ここでは「非行」について解説していきます。

「非行」とは、犯罪行為をおこなったり、犯罪行為をするおそれがあることを指します。なので「非行」と聞いて思い浮かべるような、「喫煙、飲酒をして、髪を派手に染めている」状態は厳密には「非行」ではないんですね。これは「不良行為」と分類されます。

内閣府は、非行の原因を以下の項目から調査しています。

  • 家族関係
  • 友人関係
  • 生活関係
  • 学校・勉強
  • 非行経験
  • 性格傾向
  • 地域活動

(参考:内閣府『第4回 非行原因に関する総合的研究調査の概要』)

家庭内や学校で問題を解決できていけばいいですが、ことは犯罪になるかどうかという事態です。対処しきれないこともあるでしょう。

行政機関や専門家に相談することも必要だと思います。法務省による「法務少年支援センター」、警察による「都道府県警察の少年相談窓口」では非行に関する相談を受け付けています。

原因5 理由が自分でもわからない

最後に、「理由が自分でもわからない」ケースを解説していきます。

いじめは受けていない、学業成績もそれほど悪くない、友人もいる。表面上は問題ないように思えても、本人の心は「行きたくない」と叫んでいます。このケースは明確な理由がないばかりに、「自分の気持ちは甘えなのでは?」「根性がないのでは?」と悩んでしまうことがあります。

しかし、「行きたくない」と思って苦しんでいるからには、やはり理由があるのです。これまで積み重ねてきた学校生活のストレスが、本人の意識しないうちにあふれてしまっていることもあります。

理由がわかるとその原因を取り除くための行動がとれるので、理由を考えようとすることは大事です。ですが、思いつめすぎてかえってストレスになるようでは負の連鎖になってしまいます。

そんなときはまず学校を休んでみて、「どの部分がなくなったことに自分はホッとしたのか」を考えてみるとわかりやすいです。

学校生活の行動を細かく書き出してみて、「この時間にお腹が痛くなる」「この行動をすると胸が苦しくなる」など、自分の気持ちの変わり方を眺めるような気持ちで観察してみるのもいいでしょう。

学校に行きたくない気持ちと向き合う作業3ステップ

それでは、実際に自分の「学校に行きたくない」気持ちとどのように向き合っていけばいいのかをステップに分けて解説していきます。

step1 いやなことを紙に書き出す

まずは嫌なことを紙に書き出してみましょう。もやもやした頭の中を整理する方法としてとても手軽で簡単です。特別な器具もいりません。

ただ、「文章を書く」ことが苦手なひともいるでしょう。

そんなときは、まずは「頭の中に思い浮かんだことを、片っ端から文法も無視して書きなぐる」ことから始めてみてください。

「おなかすいた」「学校に行きたくない」「だるい」「そういえば7時から見たい配信がある」「課題終わらない」など、思いついたことを脈絡もなくとにかく書き連ねていくのです。この「思いついたことをとにかく書いていく」のは「筆記開示」という方法で、不安の改善に効果があるといわれます。

自分の感情と向き合い、客観的に見つめてみましょう。

step2 いやなことを細分化する

次に、紙に書き出したなかで「いやなこと」を拾い、細かく分けてみましょう。
例えばいやなことが「授業」なら、「長時間じっと座る」「興味のないことを聞き続ける」「わからない内容を聞き続ける」「先生に問題を当てられる」などです。

ここで細かく分けてみた内容で、「この部分はべつにだいじょうぶ」「この部分が耐えられない」など、自分の感情のプラスマイナスで仕分けていきます。

このとき「こういうふうになれば、もうちょっと楽なのに」「こんな感じだったらいい」というように、自分が求める状態についても考えてみると、次のステップがスムーズです。

step3 相談窓口や家族に紙をもとに伝えてみる

最後に、書き出した紙をカンペとして、相談したい相手に伝えてみましょう。相談相手はできるかぎり信頼できる相手が望ましいです。

ここで言う「信頼できる」とは、下記のようなひとです。

  • あなたの話を頭ごなしに否定しない
  • あなたの意見や気持ちを受け入れてくれる
  • あなたの将来のことを一緒に考えてくれる

「家族も教師も、その意味では信頼できない」という人は、下記の「不登校の相談窓口」を参考にしてみてください。

学校に行きたくない我が子へとってほしい3つの行動

それでは、この項目では視点を変えて、「学校に行きたくない子供にたいして保護者の方にとってほしい行動」について解説していきます。

1 話をゆっくり聞く、質問攻めにしない

まず、大事なお子さんが「学校に行きたくない」と言い出したとき、保護者の方は驚き、焦ってしまうことも多いと思います。

「もしかして、いじめ?」
「勉強が難しい?」
「このまま不登校になったら、子供の将来はどうなってしまうのか……」

さまざまなことが頭をよぎり、なんとかして原因を取り除いてあげたいと思うことでしょう。

しかし、その思いが強いあまりに、お子さんに対して質問攻めにしてしまったり、頭ごなしに否定してしまったりしては、お子さんは萎縮してしまいます。

前述の通り、本人も自分の状態をうまく説明できないことも多いです。

本人が話したがっているなら、途中で話を遮ったりせずに聞き、話したがらないなら聞かないことが大切です。

2 学校を休ませる

本人に「学校に行きたくない原因」を聞けても聞けなくても、まずは学校を休むことを許容してください。上でも書いたとおり、今はおよそ64人に1人が不登校になる時代です。けしてお子さんが異常なわけではないので、どうか焦らないでください。

保護者の方の焦りは、容易に本人に伝わります。それは本人をより自己嫌悪させ、焦り、不安になってしまうことに繋がります。なので、まずは「休んでもいい」「無理して行かなくていい」と伝えてほしいと思います。

毎日の欠席連絡が本人への負担になる場合もあるため注意

また、毎朝保護者の方が学校に欠席連絡をすることが、本人の苦痛になる場合があります。

「今日も行けないみたいで……」と保護者の方が申し訳無さそうに学校に毎朝連絡するのを、本人もまた「面倒をかけている」「肩身の狭い思いをさせているのでは?」と申し訳なく思ってしまうパターンです。

もし必要であれば、学校や担任の先生と連携して、「まずは○日まで休む」など期日を決め、その日まで欠席連絡をしないなどの工夫も必要です。

3 好きなことをさせる

学校を休んでいる間は、本人の好きなことをさせてください。

今まで1日の半分以上を学校で過ごしていた本人からすると、学校を休み始めたら突然1日のうち6時間以上が空いてしまうことになります。この時間を、「学校に行けない自分は、なんてだめな人間なんだ……」という自己嫌悪の時間にさせては、お子さんの不安は大きくなるばかりでしょう。

好きなことで時間を過ごし、本人が「自分はだめなんだ」という思考に陥る時間をできるかぎり少なくするのが大切です。

不登校の相談窓口

不登校に関して、家族や友人、先生以外に相談したいこともあるでしょう。ここでは第三者の立場で相談にのってくれる窓口を紹介します。

1 スクールカウンセラー

学校によっては、スクールカウンセラーがいることもあります。教職員とのやりとりの仲立ち的役割を果たしてくれます。

ただ、環境によっては、スクールカウンセラーへの面談予約がとりづらいこともあります。本人やその周囲に、カウンセリングに対してマイナスのイメージがあり、気後れしているケースなどです。

カウンセラーは「問題を解決しようとする本人のサポート」をしてくれる存在であり、カウンセリングを受けることはけして心が弱いということでありません。

本人とスクールカウンセラーとの相性もあるかもしれませんが、まずは一度頼ってみるのもいいでしょう。

2 教育相談センター

都道府県・市区町村が運営する「教育」に関する相談窓口、「教育相談センター」でも、不登校に関しての相談を受け付けています。

不登校だけでなく、いじめ、発達、学習の遅れなども相談にのってくれます。

お住まいの地域の教育相談センターを一度調べてみるといいでしょう。

電話による相談と、来所による相談がメインです。もちろん秘密は厳守されます。

3 医療機関

最後に紹介するのは、精神科や心療内科などの医療機関です。
「学校に行きたくない5つの原因」の項目でも書きましたが、高校生の不登校の原因として、「不安感」は群を抜いて多いです。この「不安感」が強い場合には、医療機関で適切な治療を受けることをおすすめします。

病院の選び方としては、心療内科や精神科であったとしても、看護師がいて血液検査ができる病院が望ましいです。うつ状態が別の病気によるものか調べたり、薬の投与量を調節したりするためです。

通いやすさとも折り合いをつけつつ、探してみてください。

通信制高校を視野に入れてみませんか?

「もう通っている学校には行きたくないけれど、高校自体は卒業しておきたい」

そんな方に適しているのが、通信制高校への転入という選択肢です。

通信制高校とは、レポート提出やオンライン授業などの自宅学習、定期的なスクーリング(登校して授業を受けること)をすることで単位をとる高校のことです。

各学校、各コースごとに通学日数は違いますが、おおむね全日制より登校日数が少ないのが特徴です。しかし、全日制と同じく学歴は「高卒」を得られます。

少ないところでは、「スクーリングは年10日」というコースもあり、体調不良や人間関係に不安のあるひとにおすすめです。ゆるやかなペースで勉強ができます。

ただ、少ない登校日数の関係もあり、授業では「高校卒業のための必須の授業」のみを取り扱うことが多いです。大学受験したい方は、先生と連携して勉強できる環境にしていったり、別の方法で学習を増やしていくことが望ましいです。

通信制高校について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

通信制高校ってどんな学校?自分の個性を伸ばせる学校を見つけよう!通信制高校ってどんな学校? 生徒の個性や主体性を大切にする学校 通信制高校とは、「生徒の個性や主体性を大切にしている学校」と言え...

まとめ

以下、まとめです。

  • 学校に行きたくない気持ちに向き合い、受け入れる
  • 相談窓口や家族に伝える
  • 不登校になっても学習する方法はある。大学にも行ける

「学校に行きたくない」という気持ちを抱えてしまったとき、その重さに苦しくなってしまうでしょう。

ですが、「昼間の学校に週五日通う」という現状の選択以外にも、いろいろな選択肢があることを知ってほしいと思います。知ることさえできれば、そのための行動を考えることができます。

不登校になっても、高校は卒業できますし、勉強だってやめる必要はないのです。しっかり勉強さえすれば大学だって行けます。逆に時間が増えたことで、別のことに打ち込める可能性さえあります。

苦しさにつぶされないように、あと少しだけ踏ん張って、自分に合った選択肢を選んでみてください。

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